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テーマ:着物がダイスキ♪(2140)
カテゴリ:着物
単着物と長襦袢は、17日に川越の大正ロマン通りの手前にある、アンティーク着物屋さんで買った物です。実物と少し色が違って着物は濃く、襦袢は派手に写りました。
着物は、単のはじめに着るには涼しげでちょうど良い感じの、ベージュ地に深い紫の麻の葉模様。上質のポリエステルで、直線のみミシン、あとは手縫いで、仕立ては良いです。最近の仕立て上がりのL寸のサイズです。 長襦袢は、もっとグリーンよりのブルーで、おとなしい、控えめな色です。若草色に少し白を混ぜたような感じの色。 手触りの良い良質の絹で、袖にはヤケも無く新品のよう。身頃は、着用の汗ジミでなくて、変な所にヤケがあり、見た所、新古品の反物か、ほとんど着ていない母の長襦袢を娘用に縫い直したかのようです。衿、袖口、裾も、着用の汚れ無し。いしき当ての絹は、多少黄色味をおびた白で、シミなし。 気にならない程度の樟脳のにおい。(無臭と思ったけれど、鼻をつけて嗅ぐと少しだけ) 70代位の店員さんと、この長襦袢の事で色々と話しました。『店員さん』 《私》 《無双袖だから袷ですね》『そうですね。あれ、前身ごろは単ですよ』《本当だ!でも、後身頃は裏が付いてますね》『あら、単だか袷だか…』《あ、裏じゃなくて、いしき当てじゃ無いですか?》『そうそう、身頃は単に、いしき当て付きですね』 《袖丈が短いから直すけど、縫込みが無いみたいですね。無双袖って、解くと一枚の布になるんでしたっけ? 二枚の布を合わせて縫ってあるのかな?》『あら、どっちだったかしら?昔は縫ったけど…』『そうそう、赤い長襦袢、布で売るのに解いたら、一枚の布になりましたよ!』 雨の日の平日、お客様は私一人。『身長のある方用は、中々ねぇ。』と、言いながら、二人で下を覗き込み、《これ、丈が長いから、裄もあるかしら?》『これ、他のより裄が長そう、どうかしら。』まるで、親の着物を親子で見て、着れる物は娘に…っていう感じで楽しかったですよ(笑) 帰って、母に《どう。コレ》 『良い生地ね。高かったでしょう。』 《買物上手だから(笑)二つで3500円!》 『エ~~?!』 《ところで、コレ、無双袖でしょ?でも身頃は単で、いしき当て付きでしょ?》合っているとは思うけど、母に確認。 『無双袖、胴抜き袷、長襦袢。』 《やっぱり袷?店員さんと、どっちかなって考えていたの。》 『ふき を見てごらんよ。裾のふき!』 《あれ、ふき がある!そうだよね(^_^;) 単は、ふき が無いよね。》良く見たつもりで、裾の汚れは見たのに、ふき が目に入らなかった。 言い訳をすれば、長襦袢は、あまり持っていないのよねぇ。母の正絹の長襦袢も、仕まい込んだまま。見てない物は、知らないよねぇ。 この長襦袢のおかげで、勉強になりました。自分の寸法が、箪笥の中をかき回さずに分かった事も、立衿(たて衿)ありの別衿が、関西仕立てで着易い事。立衿なしの通し衿が、関東仕立てだという事も思い出しました。 身丈、肩から140センチ(三尺七寸)、袖丈47センチ(一尺二寸五分) 裄66.5センチ(一尺七寸五分) 裾の引き返しが21センチ(五寸五分)あるのに内揚げはありません。 少し長いかと思ったけれど、着ると、ジャストサイズ!! 注文したようにピッタリでした。 やわらか物は、長めに着るので、この位欲しいです。紬の長襦袢なら、もう少し、短めで。 関西仕立なので着易く、気にしていた袖丈も、着物により、ギリギリセーフ(*^_^*) 別布をたさずに、縫込みを目一杯出せばOKみたいです。柔らかい、垂れる生地の為かしら?着るのと、メジャーで測っただけと、寸法が違う(>_<) 無双袖の袖丈直しは…『おばーちゃ~ん』(私の母) 母は、詳しいけれど、《どの位出せばいい?》『心持。』 何センチ何ミリで教えてよ~ (^_^;) 《少し短くするんだっけ》 『気持ち控えて』 あのー、気持ちって何ミリ? 少し譲っても、せめて、○分 とか、○厘(りん。10厘=1分)とかで言ってよね~。換算表と、鯨尺メジャーを頼りに、頑張らねば(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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