麻布十番「赤い靴」像への善意、17年で1千万円
麻布十番「赤い靴」像への善意、17年で1千万円麻布十番のチャリティー募金「きみちゃんのチャリティー」による寄付金が4月、累計1,000万円に達した。同チャリティーは1989年2月、彫刻家・佐々木至さんにより麻布十番商店街内の広場「パティオ十番」に建てられたブロンズ像「きみちゃん」の足元に18円が置かれていたことをきっかけに始まったもの。「きみちゃん」は、童謡「赤い靴」に登場する少女のモデルで、1923年まで麻布永坂にあった孤児院で結核により9歳で亡くなった「岩崎きみさん」の慰霊碑として建てられ、現在足元には募金箱が設けられている。寄付先として阪神・淡路大震災の義援金に70万円、スマトラ島沖地震の義援金に60万円、このほかユニセフに寄付したのを含め、募金活動開始から18年で総額1,000万円を超えた。管理する紳士用品店「ローリエヤマモト」(麻布十番2)の山本仁寿さんは「この1,000万円で終わりではなく、これからも世界の子どもたちのためにチャリティーを続けていかなければならない」と、Webサイト「麻布十番未知案内」上につづり、今後も継続していく意向を示している。ちょっと懐かしい場所のニュースだったので取り上げてみました。ここは私が花屋で働いていた時によくお昼を食べていた場所でした。きみちゃん像はそんなに大きなものでは無いので目立たないんですが、いつも観光客の方が立ち止まってきみちゃん像と一緒に写真を撮ったりしていましたっけ。みなさんが置いていかれた善意のお金が17年で1000万円にもなったんですね。なんだかちょっと心温まるニュースです。このきみちゃん像のすぐそばの花屋で短い間チーフとして働いていました。私がこの花屋に異動になった理由がちょっと一癖ありまして、前任者が本部の方と折り合いが悪く、そこで勤めていた人達が一気に辞めてすぐそばの場所にその方達で別の花屋をオープンさせたんです。それを知らされる事無く、異動させられた訳で異動してからとにかく大変でした。前任者がその花屋で勤務が長く顧客が沢山いたんですが、その顧客は当然私が勤めてからはウチの店には来ないですよね。しかも私のほかに連れて来られた子は20歳の女の子、24歳の男の子、26歳だった私とみんな若く経験が無い子ばかり。でもなんであんなに楽しかったんだろう?仕事は激務でしたけど、とにかくみんな明るくて笑顔があって、花を触るのが好きな子ばっかりだったので、勤務中は常に笑ってるようなお店でした。そのうち毎日買い物に来るおばあちゃんと友達になり、立ち寄る度に美味しい鯛焼きを持ってきてくれたり、他のお店の顧客だった方が「このお店はみんな感じ良いから今度からこっちで買うわ~」って言ってくださったり、日々嬉しい事が何かしらある場所でした。辞める際にお友達になったお婆ちゃんが餞別で小さな花瓶をくれたんですが、とにかくそれが嬉しかったのを覚えています。あのカートを引いて買い物に来るおばあちゃん、まだ元気で買い物に来てるかしら。。。「きみちゃん像」のニュースを見て、一瞬にしてあの当時の記憶が蘇ってきました。今日は花でも買って久しぶりにいけばなをやってみようかな。