カテゴリ:真面目な問題
今、息子の小学校では簡易給食。
大人の両手の親指、人差し指を輪っかにしたくらいの大きさのパン一つに、 牛乳1個。 それでいて、学校の始まりが遅かったからと短縮授業ではない。 市からの説明は、 「渡波・湊地区の給食センターが大きい被害を受けたため」簡易給食とのこと。 うちの方は渡波・湊地区から相当離れているし、 そもそもそこが被害受けてなんでうちの方まで給食出せないという事態になるのか普通にわからない。 うちの方はまだ良い。 朝、晩と各家庭で多少なりとも気を配ることができるから。 (それにしても、子供が空腹で授業を受けることはもぞこい感じがするけど) でも、今、震災後の今だからこそ、 子供たちにちゃんとした給食を出してあげて欲しい。 お金の問題ではない。 戦後の小学校では、父兄が持ち寄った物でお味噌汁の炊き出しなんかをやったそうである。 きっとそれをやろうとしても、 やれ衛生問題が、とか、うちはできないとかで揉めるんだと思う。 震災後、行政は「平等」であることを旨とした。 でも平等なんてこの世の中にはどこにもない。 出来るところからでもいいし、 ほんとは500食しかできないけど、 メニューを1品減らして700食つくって、 それを順繰りに今日はB学校、 次の日はC学校に、とか、 毎回毎食じゃなくても、 なんとかできないのかな。 そしたら、1週間のうちせめて1回だけでも ちゃんとした給食を食べさせられるじゃない? 1年や2年で元通りになんてならない。 だいたい失われた物は二度と戻ってこない。 政府の対応は遅い。 宮城の復興会議、方針を出すのが7月って。 遅いよ。 7月まで、どうなるかわからない所で過ごす人の気持ち、 考えて7月って言ったの? ずいぶん綺麗になったとは言え、 まだ瓦礫だらけの場所がたくさんある。 大通りが綺麗でも、角を曲がると瓦礫だらけ、 なんてザラ。 役所の職員の方が頑張って下さっているのはよくわかるけれど、 今回の震災についてはまるで手が回っていない。 元々の決まりや、 「平等」を意識しすぎて、 さらに動きが益々鈍いのではないかと思う。 大人が我慢できる分は限界まで我慢してでも、 未来を担う子供たちの為に、 そこを早くなんとかして欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月19日 15時31分29秒
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