我が家の場合
フリーページにもコンテンツ化してあるけど、私達夫婦は新婚生活と同居生活が同時にスタートだったので、それはそれは揉めた(笑)。本来スウィートなはずの新婚生活は、限りなくダークだった。3ヶ月目に決定的な大喧嘩をするまで、相方の残業のない日(つまり、顔を合わせる日)で喧嘩せずに過ごした日は皆無と言っていい。それまで殆ど喧嘩をしたことがなかったために、私は相手にどうやって自分の気持ちをわからせるかが分からなかったから、自分の気持ちをそのままぶつけた。泣き叫び、怒鳴り、感情的だった。今にして思えば、これは良くなかった。こうすることによって、相方は「また、怒り出した。」としか感じないのだ。あくまでも我が家のケースだけれど、事実・抗議・改善点の提案を理路整然と冷静に、時に冗談を交えながら(間違っても感情的になってはいけない)淡々と言うと、彼はあっさりと私の主張を認めてくれるようになった。こちらの希望を伝えることもかなり重要で、「ここまで言えば察するだろう」ということは徒労に過ぎない。しっかりとどうして欲しいか、を言葉で伝えること。その際に、3回に1回くらいの割合で、「わがままだと思うけど、~って感じにしてもらえると、すごくいい感じ。」等へりくだってみたりすると尚良い。完璧理系の夫には、感情的になる事はタブーなのだ。感情的になった時点でヤツは又始まった~。とあとは心ここにあらずでプログラミングでも脳内で組み立てているに違いない。(つまり、全く聞いちゃいない)こっちは頭に来るから、かなり難しいことなんだけど、大概ムカつくことは相方がいない時に起こるし、一緒にいる時に発生しても二人きりになるまでには時間があるから、その中でいかに説き伏せるかを悶々と考え、冷静になる努力をする。で、ウィットなギャクをちりばめると効果的だから、抗議内容に即したギャグを考えていると、「あのさ~。」と話し出す時には結構冷静になれるようになった。(10回に1度程度はそれでもまだ噴火してしまうけど)妻が怒ると、夫と言うものは問答無用で「 ま た は じ ま っ た。」と内容を吟味しない生き物なのかも知れない・・・。と、私がこの処世術を身につけたら、私の脳内からも「離婚」と言う二文字が消えていった。あくまでも、我が家のケースだけど。