NTLive トム・ストッパード「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」
大阪ステーションシネマ
JR大阪駅にあるステーションシネマという映画館に初めて行きました。11階だかの屋上から、大阪の北東部が見張らせて、そのうえ、真下に開発中の大阪も見えて、驚きました。
そもそも、ナショナルシアター・ライヴでの観劇がはじめてです。ステーションシネマにも初めて行きました。イギリスの芝居のライヴ版映画「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」を見てきました。
見ないとわからないことなのですが、劇中の旅芸人の一座の座長やっているデヴィッド・ヘイグという人だと思いますが、与太っている感じが、怪優ともいうべきふるまいで、サイコーでした。
シェイクスピアの「ハムレット」の登場人物を主人公にしたお芝居で、トム・ストッパードという演出家は有名な人らしいです。向うでは一流の戯曲作家で、この作品は演出家としての出世作だそうです。
古くからの友人に誘われて行ったのですが、持つべきものは友ですね。劇中の二人は、どうも不幸をしょっていたようですが、ぼくは、二人連れで行ったこの「ナショナル・シアター」の映画のシリーズにはまりそうです。
その友人から、この戯曲をストッパードという人は60年代に書いたと聞いて驚きました。
「イギリスまで行かんかて、大阪で見れるゆうこっちゃ、まあ映画になってるけどな。」
「さよか。なかなか、便利で、よろしな。ぼくはあんたとちごて、はなから、イギリスなんか行けへんし、字幕なかったら、なんのこっちゃ皆目わからんがな。」
ああ、映画「ハリーポッター」の少年ダニエル・ラドクリフが主役の二人のうちの一人でした。大人になっていましたけど。まあ、ぼくは、そっちの映画を見ていないので、「そうっでっか」ていう感じでしたが。
映画は原題「Rosencrantz & Guildenstern Are Dead」 で、2時間45分(休憩20分)の、結構、長丁場でした。字幕と3時間近く付き合うのは、疲れますが、飽きるわけではありませんでした。ぼくは、原作の翻訳本で、まじめに予習していきましたが、英語ばっかりでしゃべってますが、舞台の方が百倍おもしろいのが不思議でしたね。戯曲で読んでいると、やっぱり筋を追ってしまうからでしょうか。
原作戯曲の翻訳はハヤカワ演劇文庫「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(小川絵里子 訳)で読めます。とりわけ戯曲を読むのが好きなわけではありませんが、なかなか便利な文庫です。
上演劇場:オールド・ヴィック劇場
作:トム・ストッパード
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演:ダニエル・ラドクリフ、ジョシュア・マグワイア、ルーク・マリンズ、デヴィッド・ヘイグ
これはこれで懐かしいですね。下が原作の翻訳です。
しかし、梅田界隈、JR大阪駅界隈というべきか、の変わり方に、徘徊老人も、ちょっとビビってしまった一日でした。2018-06-21
追記2023・01・27
トム・ストッパードの「レオポルトシュタット」を観て、この投稿を思い出しました。もう5年以上も前のことなのですね。このところ、落ち着いて翻訳文庫を読む余裕もありません。何を焦っているのか、月日が経つのがとても速いのです。自分の本棚のどこに、どの本があるのかもわからないようなありさまで、それはそれで、得も言われぬ不安を掻き立てています。
一度、落ち着いて、何をやりたいのか、考えることも大事なような気がしている、今日この頃です。マア、それにしても、人と会わないとダメですね。寒さに負けていては飽きません(笑)。
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