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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2019.04.10
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​​​​「花の寺 ‐ 雨の醍醐寺」2019年 徘徊日記 2019年4月10日 醍醐寺 その1​

​  朝から小雨。​​
「雨よ。」
​「なんやねん。見たらわかるがな。出かける気が失せるやろ。今日な『春の青春18』最終日やねんな、使わんかったら、終わりやねんから。行くで、今日は。ああ、雨か!」​
「どこいくの?」
​​「醍醐寺や。桜見てたら思い出してん。醍醐の花見いうやろ。」​​
「花の名所?」
「花見やろ。茶会か?秀吉ちやうか。なんか、たいそうな絵になってへんか。安土桃山文化みたいな。」
「どこにあんの?」
京都や。山科から行くみたいや。バスで行けるらしいからな。行ったらわかるやろ。このくらいの雨、春雨じゃ、濡れていこうやな。」
「ほな、頑張って行っといで。ちょっと寒いんちゃう?」

​​​​​​​​​「とほほほ・・・」

   ・・・・・・・・・・・

​  JR山科駅から、京阪バスです。京都のバス停は名前が楽しいですね。「一本道」、「椥辻(なぎつじ)」、「八反畑(はったんばた)」、「蚊ケ瀬(かがせ」、どれも読めません。​
​ 「キョーレツやな。読めんの一本道だけやん。行先六地蔵やし。」​
 お昼前につきました。京都、伏見のちょっと東北です。東山が霧でかすんでいました。
 ​醍醐寺ですね。
         
 バスを降りるとすぐに門前でした。枝垂桜が満開です。いい風情の春の雨(ほんとはかなり寒かった)にぬれながら、境内へ入ります。 
​ こちらがメインの桜のようですが、ほぼ散っていました。でも、これが満開なら、こんなにノンビリはできないでしょうね。​



 境内の桜は盛りを過ぎていて、客足もまばらです。このノンビリ感がいいですね。小ぶりな枝垂桜が可愛らしく枝垂れています。。
 霧雨に、すこし霞んだ五重塔が向うに見えて、絵葉書みたいでよろしいな。白と写真とは思えまへん?そうでもないか、単なるピンボケか。赤い仁王門もあるようですね。

 
​ 三蔵院の庭に面した縁側にたたずんでボンヤリ座りました。周りに人はいません。手入れされた石庭、池、東山の借景、ようできてますね。落ち着いていて美しいです。​​


 ​「秋に来るとええなあ、きっと。チッチキ夫人も、ここならええんちゃうかな。でも、秋は秋で、おおぜい人が来そうやなあ。」​
 枝垂桜の大木が何本もあるところは、さすがだけれど、みんな立派に散っていて、一週間も前にきていたら大変な人だったろうと、返す返す、ほっとする。
 「でも、まあ、あの桜は一度見に来てもええな。」
​​​ 「さあ、五重塔を見行こか。」(その2に続く)ここクリックしてくださいね。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​



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最終更新日  2023.07.28 23:12:27
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