1660282 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

ゴジラ老人シマクマ君の日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

シマクマ君

シマクマ君

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(2)

読書案内「日本語・教育」

(21)

週刊マンガ便「コミック」

(84)

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

(35)

徘徊日記「日帰りでお出かけ」

(62)

演劇「劇場」でお昼寝

(2)

映画「元町映画館」でお昼寝

(91)

映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝

(22)

映画「シネリーブル神戸」でお昼寝

(92)

読書案内「映画館で出会った本」

(18)

読書案内「翻訳小説・詩・他」

(52)

読書案内「漱石・鴎外・露伴・龍之介・百閒・その他」

(22)

徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり

(52)

読書案内 「医者や科学者の仕事、まあ科学一般」

(26)

読書案内「現代の作家」

(97)

徘徊日記「お泊りでお出かけ」

(63)

徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり

(85)

読書案内「絵本・児童文学」=チビラ君たちへ

(48)

読書案内「社会・歴史・哲学・思想」

(75)

読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」

(30)

読書案内「近・現代詩歌」

(54)

徘徊「港めぐり」

(4)

バカ猫 百態

(22)

読書案内「橋本治・加藤典洋・内田樹・高橋源一郎・他」

(18)

読書案内「水俣・沖縄・アフガニスタン 石牟礼道子・渡辺京二・中村哲 他」

(20)

読書案内「鶴見俊輔・黒川創・岡部伊都子・小田実 べ平連・思想の科学あたり」

(15)

映画「OSミント・ハーバーランド」でお昼寝

(3)

映画「こたつシネマ」でお昼寝

(13)

映画「パルシネマ」でお昼寝

(33)

読書案内「昭和の文学」

(25)

読書案内「BookCoverChallenge」2020・05

(16)

読書案内「くいしんぼう」

(9)

映画「Cinema Kobe」でお昼寝

(6)

週刊マンガ便「ちばてつや・ちばあきお」

(9)

週刊マンガ便「石塚真一・浦沢直樹・ハロルド作石」

(34)

週刊マンガ便「鈴ノ木ユウ・野田サトル」

(20)

ベランダだより

(139)

徘徊日記 団地界隈

(110)

徘徊日記 兵庫区・長田区あたり

(26)

徘徊日記 須磨区あたり

(27)

徘徊日記 西区・北区あたり

(10)

徘徊日記 灘区・東灘区あたり

(41)

徘徊日記 美術館・博物館・Etc

(5)

週刊マンガ便「吉田秋生・高野文子・やまだ紫」

(7)

徘徊日記 芦屋・西宮あたり

(11)

読書案内「大江健三郎・司修・井上ひさし・開高健 他」

(14)

読書案内「古井由吉・後藤明生・他 内向の世代あたり」

(3)

読書案内「谷川俊太郎・茨木のり子・大岡信 あたり」

(19)

読書案内「啄木・白秋・晶子 あたり」

(4)

読書案内「丸谷才一・和田誠・池澤夏樹」

(11)

読書案内「吉本隆明・鮎川信夫・黒田三郎・荒地あたり」

(13)

週刊マンガ便 「松本大洋」・「山川直人」

(13)

読書案内「リービ英雄・多和田葉子・カズオイシグロ」国境を越えて

(5)

読書案内「村上春樹・川上未映子」

(13)

映画 パレスチナ・中東の監督

(6)

読書案内「近代詩 賢治・中也・光太郎 あたり」

(7)

映画 韓国の監督

(25)

映画 香港・中国・台湾の監督

(37)

映画 アニメーション

(13)

映画 日本の監督 ア行・カ行・サ行 是枝・黒沢

(51)

映画 日本の監督 タ行・ナ行・ハ行 鄭

(25)

映画 日本の監督 マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

(15)

映画 イギリス・アイルランド・アイスランドの監督

(41)

映画 イタリアの監督

(21)

映画 ドイツ・ポーランド他の監督

(19)

映画 ソビエト・ロシアの監督

(11)

映画 アメリカの監督

(93)

震災をめぐって 東北・神戸・原発

(3)

読書案内「旅行・冒険」

(4)

読書案内「本・読書・書評・図書館・古本屋」

(13)

映画 オーストラリア・ニュージーランドの監督

(5)

映画 フランスの監督

(45)

映画 スペイン・ポルトガルの監督

(10)

映画 カナダの監督

(5)

映画 グルジア(ジョージア)の監督

(10)

映画 ウクライナ・リトアニアの監督

(7)

映画 イスラエルの監督

(3)

映画 マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニアの監督

(5)

映画 オランダ・デンマーク・ベルギーの監督

(10)

映画 フィンランド・スウェーデン・ノルウェイの監督

(6)

映画 トルコ・イラン・カザフスタンあたりの映画監督

(12)

映画 ギリシアの監督

(3)

映画 アルゼンチン・ブラジル・ペルー・チリの監督

(6)

映画 ハンガリー・ルーマニアの監督

(5)

映画 アフリカの監督

(3)

映画 スイス・オーストリアの監督

(3)

読書案内 戯曲 シナリオ 劇作家

(1)

読書案内 ジブリの本とマンガ

(5)

週刊マンガ便「小林まこと」

(9)

読書案内「野口武彦・前田愛・橋川文三・藤井貞和」

(1)

映画 インド・ネパール・ブータン・アフガニスタン・タイ・ベトナム あたりの監督

(5)

週刊マンガ便 キングダム 原泰久・佐藤信介

(15)

読書案内「川上弘美・小川洋子・佐伯一麦」

(9)

読書案内「立花隆・松岡正剛」

(1)

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2019.04.13
XML
〈教室のマンガ ー「ドラゴン・ボール」から「黄色い本」まで〉 ​​​​​                         ​今となっては昔の話ですが、教室で流行っていたマンガの話です。​教員になった30年以上も昔、教室で流行っていたのはたいていスポーツ根性漫画でした。​
​ ​​​ 鳥山明「ドラゴンボール」                                 ​ 最後は「地球のみんなヨー、オラに力をわけくれ」と泣かして、元気ダマです。でも、まあ、そこまでいくのに「一体何回死んだら気がすむねんな、悟空よ!」って言ってしまいそうですが、やめられません。​
​  武論尊「北斗の拳」                                ​授業で指名しても答えられない生徒に「おまえはもう死んでいる!」を連発してたら「面白くない!」と飽きられてしまったので、今度は居眠りしている人をさして​「あいつはもう死んでいる。」​と言っていると「しつこい!」とばかにされてぼくのブームは終わりました。
 今時、高校でこういうセリフを口にすると、即刻退職ということになるのかもしれないですね。​​

 ​​​そのころの野球部員に必読だったのが​​千葉あきお「キャプテン」・「プレーボール」​でした。                                 ​​​ 部室には必ず転がっていましたね。とことん努力するキャラクターが、練習とか試合で、あんまり必死にならないうえに、あんまり強くない高校球児に受けていまた。でも、作者が疲れて自殺してしまったんですよね。努力して頑張り続けるって、大変なんだと思いました。でも、少年たちには谷口君の姿が「夢」だったんですよね。​
  ​足立充「タッチ」​​                                   まぁ​「タッチ」​はスポーツものとはちょっと違うかもしれませんね。このマンガの登場は野球漫画の空気を変えました。それまで、一生懸命動きを描いていた漫画家たちをバカにするように、絵が止まっていました。女の子が読む野球漫画の始まりなんでしょうか。ぼくはテレビのアニメの主題歌を聞くと、いまでも、ちょっと泣けるんですよね。
 90年代に入って忘れられないのがこのマンガです
​​​井上雄彦「スラムダンク」​​                                 ​​​​「バカボンド」を書いて超人気漫画家になってしまったけれど、やっぱり桜木花道が忘れられません。だってボールが手を離れてからリングを通過するまで何ページかかったことか。​​週刊誌を読んでいる人は一週間待ったはずですよ。
 一度だけバスケットボール部の顧問をしたことがあります。実際の試合を観戦する機会があって、このマンガのコマ割が案外リアルなことに感心してしまいました。マンガだけで「スラムダンク」ファンをしている皆さんは一度試合を見てみたらいいとおもいます。きっとマンガ独特のリアリズムを再発見すると思います。​​​​
 館長をしていた最後の高校の図書館でも、無断持ち出しが、後を絶たなかったマンガです。。
「センセー、バスケがしたいんです、だろ。泣いたかね。」
​「へへへ、すんません。」​
​​ だまって持ち出した生徒の返却の挨拶は素直だったですね。​まあ、納得がいったんでしょうね。
 スポ根じゃあないのですが、尾田栄一郎「ワンピース」とか佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」とかが2000年代のハヤリでした。ぼくは読んでいません。そうです、このあたりから読んでいないんですね。​​
​ 「ブラックジャックによろしく」は大学の医学部の書店でよく売れたそうです。お医者さんになる勉強をしている学生さんが読むマンガだったんですね。
 あのころ高校ではマンガを没収して威張っていた同僚がいました。今でもいるかも?大学ではどうなんでしょう。マンガもれっきとした文化だと思っていたボクは読みたければ読めばいいと思っていたけれども、授業中は止めたほうがいいかもしれない。​
 たとえばぼくが教壇にいるような高校の授業が、はまってしまったマンガの面白さに勝てるわけがないですね。だから、見つけた教員は、当然、逆上する事になるわけです。ぼくは、どっちかというと、哀しかったですね。そういえば、没収したマンガ雑誌を職員室の机に積み上げて、勝ち誇っていた先生たちは、マンガに勝てない自分の授業のことはどう思っていらっしゃったのでしょうね。今思えば、やっぱり少し哀しい。
​ ところで、ここまでお付き合いいただいた、みなさん、高野文子という漫画家をご存じでしょうか。​​
​ ​​「絶対安全剃刀」(白泉社)が有名だったと思うのですが、本当は有名ではなかったかもしれません。きっとご存じない方が多いのでしょうね。時間が永遠に止まっているようなマンガを書く人で、「ああこんなマンガもありなんだ。」という感じの人で、好きだったんですね、ぼくは。やたら繰り返しのスポ根マンガとはすこし違う種類ですね。​​​                                       ​ まあ、薀蓄は​ともかく、その漫画家が「黄色い本」(講談社)というマンガを2000年代の始めころに描きました。装丁も黄色い本でした。​​​
​ ​​ なんとなく注文してやってきた本を手にとると「ジャック・チボーという名の友人」と副題が付けられていました。で。ぼくは「ありゃりゃ」と驚いてしまいました。
「そうかこのマンガはあの黄色い本をネタにしているんだ。」​​   ​
                          「あの黄色い本」というのは高校二年生だったぼくが人生の最初に出会った革命家ジャック・チボーを描いた、あの小説のことです。​
​​​ ロジェ・マルタン・デユ・ガールというフランスのノーベル賞作家がジャックの一族をえがいた小説「チボー家の人々」(白水社)こそ、黄色い装丁の箱入りの本で全5巻ですね。​​​
 箱に入っているのにペーパーバックふうのラフな綴じ方がしてあっって、フランスの本みたいで、当時のぼくにはちょっと大事な黄色い本でした。大げさかな?
​​ 高野文子のマンガ「黄色い本」の主人公の女子高生は教室の真中でこの本を開いて読んでいます。ぼくは隠れて読んでいました。やがて紡績工場に就職する彼女がジャックに恋をしてしまうように、ぼくも本気でジャックに憧れていました。最近の小学生や中学生が、うーん、高校生にもいるかもしれないが、ハリー・ポッターなんて名前の魔法使いの少年を好きになってしまうのと似たようなことだったかもしれません?!いやいや、てれくさいけど、もっと大変だったかもしれませんね。はははは。なんのこっちゃ。​​
​ 高野文子のこの漫画はぼくの高校時代とほとんど同じ時代、同じような生活を描いていて、「チボー家のジャック」に憧れていく主人公の様子がぼくにはよくわかると思いました。​​
​「黄色い本」は主人公が読みつづけていた本を図書館に返す所で終わります。それは彼女の人生の時(二度と来ないある時間)の終焉として描かれているわけですね。​​
 へんてこなマンガだけれど、一度、本屋か図書館の棚から、ちょっと手に取って、ページを開いてもらえたら、初めてなのに懐かしい空気が漂ってくるかもしれません。でも、もう、そういう所にはないかもしれませんね。
​​ ついでに「チボー家の人々」は、今では白水社のUブックシリーズで全13巻だと思います。これを読み終えるのは大変かもしれませんね。本当は、二十才の頃までに出会わないとカンドーしないのかもしれない本のような気もします。​​
​​ ところで、ぼくの「チボー家の人々(全5巻)」は、二十才の大学生の下宿にやって来た一人の女性とともに本棚から消えてしまい、その後には宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(岩波書店)一冊が残されていたというミステリアスな結末を迎えました。ダハハハ。​​
 この事件は、宮沢賢治嫌悪症とでもいう形で、あの詩人の作品に対する態度として残りました。あれから四十年経つというのに、宮沢賢治の作品には読みづらさと、素直になれないというというこだわりを捨てきれないシマクマ君です。
 フン!「銀河鉄道」のどこが面白いんだ!(S)



追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​
​​​










​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
​ボタン押してね!​

にほんブログ村 本ブログへ
​ボタン押してね!​





ゴジラブログ - にほんブログ村​​






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.03.27 23:41:20
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X