1659226 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

ゴジラ老人シマクマ君の日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

シマクマ君

シマクマ君

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(2)

読書案内「日本語・教育」

(21)

週刊マンガ便「コミック」

(84)

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

(35)

徘徊日記「日帰りでお出かけ」

(62)

演劇「劇場」でお昼寝

(2)

映画「元町映画館」でお昼寝

(91)

映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝

(22)

映画「シネリーブル神戸」でお昼寝

(92)

読書案内「映画館で出会った本」

(18)

読書案内「翻訳小説・詩・他」

(52)

読書案内「漱石・鴎外・露伴・龍之介・百閒・その他」

(22)

徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり

(52)

読書案内 「医者や科学者の仕事、まあ科学一般」

(26)

読書案内「現代の作家」

(97)

徘徊日記「お泊りでお出かけ」

(63)

徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり

(85)

読書案内「絵本・児童文学」=チビラ君たちへ

(48)

読書案内「社会・歴史・哲学・思想」

(75)

読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」

(30)

読書案内「近・現代詩歌」

(54)

徘徊「港めぐり」

(4)

バカ猫 百態

(22)

読書案内「橋本治・加藤典洋・内田樹・高橋源一郎・他」

(18)

読書案内「水俣・沖縄・アフガニスタン 石牟礼道子・渡辺京二・中村哲 他」

(20)

読書案内「鶴見俊輔・黒川創・岡部伊都子・小田実 べ平連・思想の科学あたり」

(15)

映画「OSミント・ハーバーランド」でお昼寝

(3)

映画「こたつシネマ」でお昼寝

(13)

映画「パルシネマ」でお昼寝

(33)

読書案内「昭和の文学」

(25)

読書案内「BookCoverChallenge」2020・05

(16)

読書案内「くいしんぼう」

(9)

映画「Cinema Kobe」でお昼寝

(6)

週刊マンガ便「ちばてつや・ちばあきお」

(9)

週刊マンガ便「石塚真一・浦沢直樹・ハロルド作石」

(34)

週刊マンガ便「鈴ノ木ユウ・野田サトル」

(20)

ベランダだより

(139)

徘徊日記 団地界隈

(110)

徘徊日記 兵庫区・長田区あたり

(26)

徘徊日記 須磨区あたり

(27)

徘徊日記 西区・北区あたり

(10)

徘徊日記 灘区・東灘区あたり

(41)

徘徊日記 美術館・博物館・Etc

(5)

週刊マンガ便「吉田秋生・高野文子・やまだ紫」

(7)

徘徊日記 芦屋・西宮あたり

(11)

読書案内「大江健三郎・司修・井上ひさし・開高健 他」

(14)

読書案内「古井由吉・後藤明生・他 内向の世代あたり」

(3)

読書案内「谷川俊太郎・茨木のり子・大岡信 あたり」

(19)

読書案内「啄木・白秋・晶子 あたり」

(4)

読書案内「丸谷才一・和田誠・池澤夏樹」

(11)

読書案内「吉本隆明・鮎川信夫・黒田三郎・荒地あたり」

(13)

週刊マンガ便 「松本大洋」・「山川直人」

(13)

読書案内「リービ英雄・多和田葉子・カズオイシグロ」国境を越えて

(5)

読書案内「村上春樹・川上未映子」

(13)

映画 パレスチナ・中東の監督

(6)

読書案内「近代詩 賢治・中也・光太郎 あたり」

(7)

映画 韓国の監督

(25)

映画 香港・中国・台湾の監督

(37)

映画 アニメーション

(13)

映画 日本の監督 ア行・カ行・サ行 是枝・黒沢

(51)

映画 日本の監督 タ行・ナ行・ハ行 鄭

(25)

映画 日本の監督 マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

(15)

映画 イギリス・アイルランド・アイスランドの監督

(41)

映画 イタリアの監督

(21)

映画 ドイツ・ポーランド他の監督

(19)

映画 ソビエト・ロシアの監督

(11)

映画 アメリカの監督

(93)

震災をめぐって 東北・神戸・原発

(3)

読書案内「旅行・冒険」

(4)

読書案内「本・読書・書評・図書館・古本屋」

(13)

映画 オーストラリア・ニュージーランドの監督

(5)

映画 フランスの監督

(45)

映画 スペイン・ポルトガルの監督

(10)

映画 カナダの監督

(5)

映画 グルジア(ジョージア)の監督

(10)

映画 ウクライナ・リトアニアの監督

(7)

映画 イスラエルの監督

(3)

映画 マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニアの監督

(5)

映画 オランダ・デンマーク・ベルギーの監督

(10)

映画 フィンランド・スウェーデン・ノルウェイの監督

(6)

映画 トルコ・イラン・カザフスタンあたりの映画監督

(12)

映画 ギリシアの監督

(3)

映画 アルゼンチン・ブラジル・ペルー・チリの監督

(6)

映画 ハンガリー・ルーマニアの監督

(5)

映画 アフリカの監督

(3)

映画 スイス・オーストリアの監督

(3)

読書案内 戯曲 シナリオ 劇作家

(1)

読書案内 ジブリの本とマンガ

(5)

週刊マンガ便「小林まこと」

(9)

読書案内「野口武彦・前田愛・橋川文三・藤井貞和」

(1)

映画 インド・ネパール・ブータン・アフガニスタン・タイ・ベトナム あたりの監督

(5)

週刊マンガ便 キングダム 原泰久・佐藤信介

(15)

読書案内「川上弘美・小川洋子・佐伯一麦」

(9)

読書案内「立花隆・松岡正剛」

(1)

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2019.04.27
XML
​​​ロブ・ライナー 「記者たち Shock and Awe」シネリーブル神戸​​​​​​​​ 
​​ 2019年、春。四月の二週目に入って、映画館が遠くなってしまった。咲き始めた団地の桜や芽吹いてくる木々に気を取られていたこともあるのですが、徘徊生活二年目の億劫な倦怠感が、もう一つの原因ですね。​​​
​​ 「ヤレヤレ、どこに出かけようの毎日がまた始まるなあ・・・」​
​ ​​これではいかんと気を取り直して、たどり着いたのがシネ・リーブル神戸です。​​
​観たい映画はロブ・ライナー「記者たち」でした。​​アネックスという大ホールでの上映です。とはいいながら客は少なくて、予約でど真ん中を選んで座ってみると、なぜか、少ない客が周りに群がって集まっています。「これはいかん」と小さな群衆から前の方へ逃げ出して、ほっとしてポットのコーヒーで一休みです。​
​​​ ロブ・ライナーといえば、ぼくの中では「スタンド・バイ・ミー」ですかね?アメリカの60年代の青春を描いた好きな映画ですね。主題歌(?)も好きです。今回は「イラク侵攻」の内幕を暴いた社会派ドラマのはずです。チラシを読みなおして、ご機嫌を直していると、暗くなって、映画が始まりました。​​​
​ 画面で車椅子で軍服姿の黒人青年が証言しています。公聴会のようです。なぜか、画面で静かに話している人物の声が聞き取りにくいので気付きました。誰もいないはずの後ろの席からシャガシャガ、シャガシャガ菓子袋の封を切る音が響いていたのです。​
 「エッ、なんで?」
 ちょっと後ろをうかがうと、暗くなってから入ってきた人が座っているらしい。
​ 「なんでやねん!こんな広いホールで、一人ぼっちの席選んだのに。そこに座らんでもええやら。いやがらせか!」​
 どうしたことか、シャガ、シャガが止まりません。しばらくイライラしながら辛抱していましたが、我慢できなくなって指定席なんて言ってられるか(いや、もう移ったやろ、一度)」と、再び席移動です。ああ、スクリーンの正面からどんどん遠のいていきます。
 ヤレヤレ・・・
​ ようやく落ち着いて鑑賞再開です。映画は堅実で丹念に作られていました。志願してアフガニスタンからイラクへと転戦した兵士。事実を追い続ける小さな新聞社の編集部。「奇をてらう」という感じのシーンは全くない。そういう印象の作品でした。​
​​ 柳沢協二という、自衛隊イラク派兵を統括した人が書いた「検証 官邸のイラク戦争」(岩波書店)という本がありますが、その中でこんなことを言っていたことを思い出しました。​​
 ​​一般に民主主義国家の戦争は、議会の明確な支持を条件としている。日本においても、防衛出動や海外派遣に対する国会承認の制度がある。だが、議会や国民に提示される情報は、政府が提示したい情報に限定される。意図的かどうかは別として、偏った情報を前提とすれば、議会のチェックは形骸化する。私の経験から言っても、政府による危機管理は、すぐれて政権の危機管理であり、政権の判断を正当化する方向性を持たざるを得ない。それゆえ、情報の偏りをただすメディアの責任は重い​。​​​
​ ​​「記者たち」とは、「ナイト・リッダー」という、小さな新聞社の編集部にいる人たちであり、その家族たちです。彼らはあきらめないし、なんといっても、プライドを捨てない。 ​​​
​​​​​ 「ワシントン・ポスト」、「ニューヨーク・タイムス」といった大手のメディアは「大量破壊兵器の存在」という事実無根の大統領発言を検証することなく、「正義の戦争」を支持する報道を続けています。「アフガニスタン空爆」から​「イラク侵攻」​へと「アメリカ・ファースト」を演じることで、9・11に対する大衆的憎悪に乗じたブッシュ人気を、結果的にはメディアも煽っています。それは、この戦争を支持した、ぼくたちのこの国の政府も同じです。​​​​​
​​ その中で、執拗に事実を探り続け、すべてが終わった現在からみれば、特ダネ中の特ダネである「イラク疑惑」を暴くのです。しかし、結果的に戦争は遂行され、志願した青年は両足を吹き飛ばされて、やっとのことで帰国した現実があります。​​
​​​​ この作品は「戦争」に対してはっきりノー!を主張していると感じました。監督のロブ・ライナーは編集長として事実究明を指示し、戦争報道のプロ「宇宙人ジョーンズ(トミー・リー・ジョーンズ)」と二人で、若い記者たちをフォローし、激励する役を演じているし、若い記者の一人は「スリー・ビルボード」の署長だったウッディ・ハレルソンですが、ちょっと武骨で、へこたれないタフな感じがいいですね。​​​​
​​​​ 中でも、心に残るセリフがありました。
​​「アフガニスタンがどこにあるのか知っているの?」​​
​ 大衆的盛り上がりの中で、「かっこいい!」を求めて、​戦争に志願しようとする少年、映画の冒頭、車椅子に乗って登場した青年ですが、彼に向かってと諫めようとする母親の、このセリフに、ロブ・ライナーのこの映画に込めた、まともなメッセージが響いていて、印象に残りました。​​​​​
 「こうなったら「バイス」も見んとなあ。」
  明るくなったホール、さっきの席の後ろには、もう、誰もいませんでした。
 「イラチで、行儀の悪いやっちゃなあ。さあ、神戸駅まで歩くか。」
 監督 ロブ・ライナー Rob Reiner

 製作 マシュー・ジョージ  ロブ・ライナー  ミシェル・ライナー  エリザベス・A・ベル
 脚本 ジョーイ・ハートストーン
 撮影 バリー・マーコウィッツ
 美術 クリストファー・R・デムーリ
 衣装 ダン・ムーア
 編集 ボブ・ジョイス
 音楽 ジェフ・ビール
 キャスト
  ウッディ・ハレルソン(ジョナサン・ランデー)
  ジェームズ・マースデン(ウォーレン・ストロベル)
  ロブ・ライナー(ジョン・ウォルコット)
  ジェシカ・ビール(リサ)
  ミラ・ジョボビッチ(ヴラトカ・ランデー )
  トミー・リー・ジョーンズ(ジョー・ギャロウェイ )
  ルーク・テニー(アダム・グリーン )
  リチャード・シフ
 原題 「Shock and Awe」  2017年 アメリカ 91分  (記事中の画像はチラシの写真です)  2019・04・15・シネリーブル神戸no2
​追記2019・09・27​
​​​​​​​ 柳澤協二が指摘する、政権のご都合主義が、この国の合意、総意、であるかのごとくまかり通りはじめています。
 NHKをはじめとするメディアが、政権の判断を、あたかも客観的真実であるかのごとく報道しています。いつの間にか「ことば」を変える、起こっている大災害を報道しない。何の仕事もしていない政治家をタレント扱いで取り上げる。
 全体主義「徴候」としてなら、もう始まっています。ということは「戦争」はすぐそこに来ているということかもしれません。
 ぼくは、この国に限らず、「記者たち」のプライドに期待しています。​​
 ところで「バイス」の感想は題名をクリックしてみてください。​
追記2022・11・16
 コロナ騒ぎが始まったころの映画館通いは、やっぱり不安でした。この記事から3年たちましたが、コロナ対策は迷走を続け、今度はロシアが戦争をはじめ、香港の民主化運動は圧殺されています。そうこうしているうちに、
役に立たないマスクを配った人物が銃撃され、死亡するという驚くべき事件まで勃発し、権力の裏にはインチキな宗教団体が跋扈していることまであからさまになってきました。流動化する世界はとどまるところを知らなという様相ですが、これから、どっちに流れていくのでしょうね。
 ​​​​
ボタン押してね

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村​​​​​​​​​
ゴジラブログ - にほんブログ村




​​​​​






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.10.17 21:33:40
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X