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カテゴリ:徘徊日記 須磨区あたり
「須磨の離宮道を南へ」 徘徊日記 2019年5月9日(木) 須磨離宮あたり
須磨の高倉台から坂を下って、離宮公園の裏口あたりを歩いています。残念ながら今日は木曜日、公園は定休日です。 白い花房が輝くように垂れ下がっています。この花の名前を知りませんでした。ニセアカシアだそうですね。 初めて気づいた時には、一瞬、白い藤の花かと思いました。この辺りには、たくさん咲いています。 花粉症の原因と嫌われている花らしいのですが、花粉症に縁のないシマクマ君には美しい花です。 そこから自動車の走ってくる道を渡って、下っていくと右の藪の中に紫の花があります。 「これは藤の花やな。野生かな?」 しばらく、南に下り続けると離宮道です。公園の正面の歩道橋からも青い海が見えます。いつものようにぼんやり眺めて、歩道橋の上でタバコを喫ったりします。人がいれば叱られそうです。 「光源氏も見た須磨の海やで。ええ天気やなあ。」 たまには違うひとりごとを言ってほしいものですが、まあ、ここに立つとこういう気分になります。 中央の自動車道の右側の歩道を歩いて下っていくと、道の反対側に松風村雨堂があります。そのあたりから振り返ると松並木です。ここの並木は丈が低くそろえてあるようです。 歩道沿いの民家の玄関では鉢植えのボタンが満開でした。あまりの見事さに立ちどまって見とれました。 「これはええなあ。丹精してはりますなあ。立派な咲きっぷりですやん、ねえ。ちょっと一枚失礼します。」 パチリ! 無断、勝手に、よそ様の玄関先を写真に収めるのはどうかと思いながらも、ボタンの花の姿には常識の歯止めも聞かず、徘徊老人シマクマ君、そのうちなんかやらかしそうだとは思いながら写真に収めて、小声で一言。 「スンマヘンナ。」 たいがいに しろや牡丹の 覗き見は 高澤良一まあ、こういう句もあるようですので、ご容赦を。 もう少し下って、山陽電車の踏切を渡ると西国街道です。そこから須磨駅の方へ少し歩くと本宮長田神社です。小さな社のそばには、枯れた菅公手植えの松の切り株があります。 何度見ても笑ってしまうのです。こういうのを笑うのは、やっぱりアカンのかもしれませんが、笑ってしまいます。 この辺りは菅原道真ゆかりの地域です。ちょっと南に歩けば網敷神社もあります。 「笑ったりしたらバチが当たんで!」 立て看板に何やら書いてあります。なんかよくわかりません。 ふと下を見ると、手前の溝にはカキツバタが咲き始めていました。 「さあ、腹も減ったし、今日はJRで帰ろうかな。」 ここからJR須磨駅には少しあります。でも、まあ、なかなか楽しい帰り道でした。はい、高倉台は一応お仕事でした(笑)。 追記2023・05・04 今年も同じ季節になりました。あれから、毎年ボタンの鉢植えを探すのですが、見当たりません。ことしも、雨の徘徊はつらいのでお天気次第ですが、探してみようと思っています。見つければまたのぞき見です。乞うご期待! ボタン押してね! にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.04 14:09:25
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