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カテゴリ:映画 アメリカの監督
ウェス・アンダーソン「犬ヶ島 Isle of dogs」パルシネマしんこうえん
二本立てのセットでなければ見なかった。ウェス・アンダーソンなんて監督は知らなかったし、こういうアニメーション映画を観るのも初めてだ。 全編で繰り広げられている「日本的」な様々な意匠とでもいうのか、音楽にしろ、映像にしろ、物語の展開にしろ、異文化の目から見た「日本」のニュアンスそのもので、そのことに、とりわけ驚きを感じるわけでもなかった。もちろん、腹が立ったりもしない。 始まって10分ほどたったころ、右隣のおじさんが、スルメかなんかを食べていたのに、軽くいびきをかきながら寝込んでしまった。 ちょっとイラっとして、起こしてやろうかと思ったが辛抱して左を見ると、似たような年恰好と思しきオジサンが、まじめに、見入っていた。「そうか、そうか。」と納得して画面に集中していると、やがて左隣からも寝息が聞こえ始めた。ヤレヤレ。 自分では、モチロン、そうは思わないのだが、両隣のおじさんと、真ん中のおじさんは、他人が見ればさほどの違いがあるわけではないだろう。ぼくだって、かなり眠かった。 「まあ、イラついても仕方がないね。」 映像に戻った。もう、眠くない。そういえば昔テレビでやっていた「サンダーバード」だったか、いつまでも出動のテーマを覚えている人形劇があった。同じころの日本の「ひょっこりひょうたん島」とか「チロリン村」と、どこか、明らかに違っていて、それがカッコよくて、うれしかった。 「あっちの人は、こういうのが好きなのかな?こっちの人は寝ちゃったんだけど。」 そんなことを呟いていると、太鼓がドンドコなって、映画は終わったが、結局、結構まじめに見た。 「まあ、しかし、見てみるもんだ。」 監督 ウェス・アンダーソン 2018年・101分・アメリカ 原題「Isle of Dogs 」 追記 2019・05・26 徘徊する「ゴジラ老人」暮らしを始めて、1年が過ぎたが、映画館徘徊も、ほぼ1年たった。数えてみると約90本の映画を見たらしい。100本には届かなかったが、今年の目標は100本か?まあ、徘徊に目標を立てるのはいかがなものかとは思うが、目標とか立てたがる子供だったのが治らない。ヤレヤレ。 久しぶりに映画を見始めて、「犬が島」とか、「キングダム」のような映画を映画館で観たのは、新しい経験だった。料金との釣り合いが気になって、ということが、やはり大きな理由だったが、それに加えて、ハナから「くだらない」とバカにして観ないということがあったと思う。観てみると、やっぱり観ただけのことはあった。 観終わって、首をかしげる映画もあったが、観なければよかった映画はなかった。小説でもそうだけれど、観たり読んだりしなければわからないことはあるものだ。時間はたっぷりある、まあ、いろいろ観ていても、何も困らない。 「さあ、100本めざして、ウロウロしたろか。」 追記2020・02・23 映画館を徘徊し始めて1年と半年たった。150本ほど見たのだろうか。感想の数を数えてみると、それくらいになる。一年に80本から90本見るのがやっとなのがよく分かった。100本も150本も、というのは難しい。本を読むのでも同じことで、おおよそ150冊くらいが上限だろう。 記録代わりに、感想を書くことにして、始めたが、これもある意味大変だ。中々、すらすらと書けるもんじゃないことがよく分かった。今まで、メモ一つ取らずに、まあ、デタラメに書いてきたのだけれど、これは続きそうもない。そろそろ、何か工夫がいりそうだ。 一応、読書案内1000冊、映画1000本が目標なのだが、前途多難です。さて、どうしたらいいのかしら。 映画「キングダム」・漫画「キングダム」(55巻)・(56巻)の感想はここをクリックしてみてください。
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最終更新日
2023.12.27 23:47:22
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