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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2019.11.10
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​​​​平野啓一郎「マチネの終わりに」(毎日新聞出版)
 ​
​​​​​​図書館で予約したのが、あれは何月だったのでしょうか。まだセミが鳴いてたような気もします。10月になって、まあ、やっとのことで順番が回ってきて、読み終えました。
 その前には、夏まえに、「ある男」というこの作家の最新作を、購入して読みました。久しぶりの平野啓一郎だったので、意表を突かれましたが、今回、「マチネの終わりに」を読んで、納得しました。要するに平野啓一郎「この路線」の作家になることにしたようですね。​​​​
 三島由紀夫の再来と騒がれてデビューした青年は、いつの間にか、大衆文学作家になっていて、きっとこれからは、いや、今や、すでに、かもしれませんが、人気作家になるにちがいないし、下手をすると、本屋大賞とかでバカ売れフィーバーするんじゃないかという結論まで思い浮かびました。

 まあ、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが、でも、それはいいことなんでしょうか。ネットのレビューを見ると絶賛の嵐です。​​​​​​
​ 天才ギタリスト、蒔野聡史。国際ジャーナリストでユーゴスラビア映画の巨匠の娘、小峰洋子。仕事に夢中だった二人が、四十歳という、人生の曲がり角(?)に差し掛かって初めて経験する切なすぎる恋。

 「芸術と生活」、「父と娘」、「戦争と平和」、「グローバリズムとネット・コミュニケーション」、「核兵器と被爆者」「テロリズムとPTSD」、「生と死」、「恋愛の不可能性」、「ジェンダー」。現代的で、かつ普遍的テーマが重層的に描かれています。ニューヨーク、パリ、東京、バグダッド、二人は世界を駆け巡ります。

 最終ページを閉じるのが惜しい。至高の読書体験。​

​​ 誉め言葉が尽きませんね。ちょうどいい具合に、この小説について語り合う​「本好きの会」​がありました。そこの実況中継を、ちょっと、お伝えしましょう。
​​​司会者(60代)
 今日は、平野啓一郎さんの「マチネの終わり」ですが、いかがでしたか?
小枝ちゃん(30代) 
 マチネってなんですか?
司会 
 お、いい質問ですね。読んできていませんね。
小枝 
 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、バレちゃった。​
英文学さん(60代) 
 午後の演奏会のことね。演劇でもいいますよね。
メンクイくん(60代) 
 ぼく、こういう、美男美女の恋愛って、ついていかれへん。女房がいうんです、おとーさん、そもそも恋愛には向けへんもんなあって。150ページで途中下車や。
司会 
 自分は無理でも、小説ならええんとちゃうの?
 150ページいうことは、じゃあ、「三谷早苗」の行動と、その結末は、まだ読んでないの?この二人、べつの人と、それぞれ・・・。
メンクイ 
 ヤッパリそうなんやろ。なんか、「愛」とかやたらでてくるし。​
純文学さん(60代) 
 あのご都合主義は、小説としてどうなんですかねえ。でも、アッコからすいすい読めますねえ。
小枝 
 ご都合主義って?
純文学さん 
 主人公のケータイを、横恋慕している女性、三谷がいじって、勝手にメールするの。そのあと、なんと、そのケータイを水溜まりに落とす。ワザとじゃないんですそれが。やったことが全部消えちゃうんですよ。こういうパターン、映画とかでは、結構使いますね。観ていて、「あっ」って、ちょっとドキってさせるシーン。さあ、始まったいう感じですね。
司会 
 アッコから、こう、ドラマになるんですよね。いつ、どんなふうに結ばれるんかって、引っ張って。最後泣けませんか?こっからどうなるんやろって。映画にもなるそうですよ。福山何とかさん、主役。
小枝 
 え、見たーい。
山女(70代) 
 ホンマ―?泣いたん。ドラマいうたかて、あんまりちゃうノン。ショーもない恋愛映画みたいやん。好きにしいな、知らんわいう感じやんか。映画になったかて、べつに見たないし。
 恋愛小説いうたら、やっぱり「嵐が丘」やんね。ヒースの丘。ところでヒースって、日本ではエリカっていう灌木やって、知ってた?なんかガッカリやわ。​
純文学さん 
 「本格小説」ですね。でも、これってエンタメでしょ。三島由紀夫でいえば「音楽」とか。
シマクマ
 「本格小説」水村美苗さんですね。でも、アノー、話どっかに行ってません?
 まあ、話を戻すと、平野啓一郎さんは、こういう小説が、本当に書きたいんでしょうかね?もっと評価してたんだけどなあ。「売れ線狙いの、張りぼて小説。」っていわれちゃうんじゃないですかね。とてもよく勉強していらっしゃるのが分かるだけに・・・

 ​​なんか、まとまりませんね。この後、みなさん「恋愛小説とは」の話で盛り上がったのですが、割愛します。​

 というわけで、なんと申しましょうかという結論でした。
追記2019・11・03
 映画が公開されたようで、​
​みなさん、拍手喝采のようですが、ちょっと考え込んでしまいますね。そりゃあ、こう書けば売れるでしょうよ。お次は映画で、こう作れば売れるでしょうというのでしょうか。
 要するに商売ですから、文句をつける筋合いではないのですが、キャッチコピーで「何度でも読み返せる」とか、イケメン映画スターがいってるのを読んでカチンときました。
  ​
ヨイショだか、冗談だか、こういう与太は休み休み言ってほしいと思いましたね。時代的、社会的背景は「書き割り」そのもので、そこで垂れていらっしゃる蘊蓄は上から目線むき出し。恋愛話は陳腐で紋切り型。いったいどこに繰り返し読むところはあるんですかね。いろいろ教えていただいてありがとうございますとか、言いいながら読むんですかね。
 とか何とか、言いながら、ちょっと映画も覗いてしまいそうなのが怖いですね、別に怖くはないか。通俗の強さとでもいいましょうか。

追記2022・11・28
​ 「ある男」が映画化されて、前評判と予告編に引っ張られて見に行くことにしましたが、それの予習で、この記事を読み返しましたが、ボロカスに言ってますね(笑)。困ったもんです。
​ マア、とにかく、​「ある男」​という映画を見てから、また感想を書くと思います。その時は、覗いてくださいね。​​

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最終更新日  2024.02.18 12:01:17
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