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カテゴリ:徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり
「絶景かな!絶景かな?」
徘徊日記 2018年10月26日 となり街 舞多聞あたり 神戸市の西の端ですが、垂水の街を山手に上ると、高丸、星陵台、舞子墓苑とあって、その北側を阪神高速が走っていて、垂水ゴルフ場、舞子ゴルフ場、神陵台の丘に囲まれた盆地状の地域の真ん中に多聞寺というお寺があります。 地域の西の端にそって山田川という、まあ、何の変哲もない川が南に向かって流れています。川といっても、ここ数年は、小川ふうのせせらぎになってきましたが、それ以前は子供の遊び場にもならない、生活排水で汚れた溝川でした。 10年ほど前でしょうか、いわゆるバブル崩壊の直後ころから、この地域の、一番北側にあった舞子ゴルフ場の跡地が宅地化され、「舞多聞」という新しい町が生まれました。 今まで、ゴルフ場で、中に入れるのはボールを転がす人たちだけだったわけですから、ゴルフなんてしたことのないゴジラ老人には、近場ながら、よく知らない、新しい見学エリアということになりますね(笑)。 というわけで、徘徊老人の出番です。じつは、この舞多聞エリアというのはかなり広いんです。で、とりあえず、山田川の上流から舞多聞中央公園に歩いて上がっていって、西北に向かって、ノッタラノッタラ歩きはじめました。 真新しい建物と、やたら子どもが多いことに、ちょっとビビり気味ですね。垂水の昔からの街は、まあ、どこもかしこも、老人の町ですからね。 「ここには、ヨウサン、チビがおるなあ。」 意味不明の感想を一人でぶつくさ言いながら、阪神高速神戸線の出口の脇までやってきました。で、左折して、すぐに南に入る砂利道をしばらく歩くと、広い空き地に出ました。 崖になっていて、真下が、多聞台の北の端です。ずっとむこう、舞子墓苑の丘の右手に、明石海峡大橋の、ほぼ、全景が見渡せます。 「わーっ、えらい絶景やないか。」 左に、だから東に視線を移すと、墓苑の丘の並びには星陵台の高校の北側の高層ビルが見えます。そこから手前が、わが街です。本多聞6丁目から3丁目、公団や、市営住宅の箱がずーっと並んでいます。 この町に40年近く住んでいながら、こういう絶景ポイントが、こんな所にあることは知らなかったですね。転がっていた大きめの石の上に腰かけてお茶を飲んで、一服です。 煙草に火をつけて、ぼーっとしていると、後ろのほうで、ガッチャン、ガッチャン、大きな音がします。振り返ると、パワーショベルとダンプが働いていました。 「ああ、ここも、新しい町になるんや。」 立ち上がって、南に歩くと長坂小学校の裏手に出ました。そこからから多聞台の方に降りて、もう一度坂を上って帰り着きました。 「ジャンパーに、ヌスビトハギいっぱいよ。どこ行ってたの?」 でもの、はれもの、徘徊の敵。年かなあ?トホホホ。 2018/10/26 ボタン押してね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.26 10:28:25
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