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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2020.04.14
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「非常事態宣言の日 大丸閉店」​​​​徘徊日記 2020年4月8日 元町あたり
​ ​元町映画館​でお昼過ぎから一本観て、2本目の上映まで1時間余り休憩時間がありました。ちょっと一服には時間が余ります。大丸前の交差点までやって来ました。神戸といえばの、あの​「大丸百貨店」​のシャッターが下りていました。​
 スクランブル交差点も、信号待ちをしている人がいません。午後の日ざしの陰になっていますが、空は抜けるように青いんです。
​​ 向うに​朝日会館​も見えます。中にある、​シネ・リーブル神戸​は今日から臨時閉館しています。ぼくは昨日、「シェークスピアの庭」を見ました。映画には堪能しましたが、次、一体、何時来れるのか、やはり寂しい映画鑑賞でした。
 手前に見えるのが​三宮神社​です。文字通り、雲一つない快晴ですが、この写真は、いつか新コロちゃん騒ぎの記念写真になるのでしょうか。
​ 大丸前で引き返して​南京町​を歩きました。閑散とした様子は、日ごろが日ごろだけに写真を撮るのが悪いような気持ちになりました。​
 いつもの​南京町​を御存知の方には、信じられない光景ですが、客が一人もいません。町の中央部の四阿(あずまや)です。灯はついていますが、座っているのは地元の方のようです。​​​

 この様子が、三月の末から続いています。もう十日もすれば灯も消されるでしょう。行政は金は貸すそうですが、一人の客もいない町全体が借金を抱えて滅びるのを、犬でも抱いてテレビで見るのでしょうか?​​
​ 南京町​は国内外の観光客に支えられている町ですから如実に表れていますが、商店街の店舗も従業員の人件費が要るお店はどんどん閉めています。どのお店も存亡の危機に直面しているに違いありません。
 今日、ぼくがやって来た映画館だって大変です。さっき見たアニエス・ヴァルダの映画は、客が二人でしたよ。(次の映画もやはり二人でした。)それでも閉館しない理由は「儲け」ではないでしょう。採算なんてここ半月とれているはずがありませんからね。
 行政が、伝染病という特殊事情をいいことに、ぼくはファシズムだと思っていますが、政策責任放棄を「自粛」という美名でごまかしている現状に対する抵抗でしょうね。
 「国家」や「国」を持ち出す言辞は嫌いですが、「民・百姓」を見殺しにする権力は滅びますよ。「百姓」は農民という意味ではありません。この国は、早晩滅ぶのかもしれませんね。
 何だか暗くなってしまいましたが、我々下々は、何はともあれ生き延びましょう。インチキな政治家たちへの天罰は、そのうち、きっと下りますよ。
 何だか長くなってしまいました。元町徘徊は(その3)の続きます。(その1)「元町商店街」(その3)​「1丁目あたり」はここをクリックしてください。


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最終更新日  2023.11.06 23:01:23
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