【 100days100bookcoversChallenge no1】
星野道夫「イニュニック アラスカの原野を旅する」(新潮社)
学生時代の先輩であるシマクマさん発案のこの企画、今日から始めます。
要は【BookCoverChallenge】の変奏企画ということで。
『イニュニック アラスカの原野を旅する』星野道夫 新潮社
表題の「イニュニック」は、エスキモーないしイヌイットの言葉で「生命」の意味らしい。
写真家でもある星野道夫の著作で、初めて読んだのが、たぶんこれだった。彼が、アラスカに家を建てた1990年から1993年秋までの当地での生活を描いたエッセイ8篇からなる。このあと彼の本は出ると買って読んだ。
だから1996年に彼が突然亡くなったのを新聞で知ったときはえらくショックを受けた。しばらく茫然とするくらい。
その後だったか、その前からか、写真集も何冊か手に入れた。
なぜ星野道夫の本に惹かれたのかは、よくわからない。おそらく、野生の自然の中でしか上手く感じられない、得られない、考えられないことがあると彼が伝えようとしていたからではないかと思う。
それは、きっと人間の生死の「本質」に関わる何某かだった。
「自分が生きているこの同じ瞬間にアラスカのどこかでクマが森を歩いていることの不思議を思う」というようなことを彼がどこかに書いていたのを覚えている。
シマクマさん、次回、お願いしまーす。(2020・05・11:T・KOBAYASI)
追記2020・06・08
40年前に神戸の丘の上の学校の「読書室」で顔見知りだった3人が、ほぼ30年ぶりだったでしょうか、数年前に再会しました。だからと言って、頻繁に出会ったりするわけではありませんでしたが、フェイスブックという通信手段で、何となくのつながりが始まりました。シマクマくん、T・KOBAYASIくん、K・SODEOKAさんの三人です。
その二人にシマクマ君が呼びかけました。「100日100カバー」をおもしろがってみませんか。お互いが、お互いの紹介する本の表紙で、閃いたり、思い出したりする本を紹介するってどう?
というわけで始まりました。メンバーは三人で始まりましたが、40年前の顔見知りがフェイスブックの部屋を覗いたところをつかまえました。E・DEGUTIさんとN・YAMAMOTOさん。
さて、100日後、無事にゴールすることはできるのでしょうか。それにしても、コロナ騒動はどうなっているのでしょうね。
ああ、それからフェイスブックの画面はここ「#100days100bookcovers」をクリックしてみてください。投稿に対するおしゃべりも読んでいただけますよ。
追記2024・01・16
100days100bookcoversChallengeの投稿記事を 100days 100bookcovers Challenge備忘録 (1日目~10日目) (11日目~20日目) (21日目~30日目)という形でまとめました。日付にリンク先を貼りましたのでクリックしていただくと備忘録が開きます。
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