ゴジラ老人シマクマ君の日々
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シマクマ君
シマクマ君のゴジラブログへようこそ。今日は図書館、明日は映画館。あれこれ、踏み迷よった挙句、時々、女子大生と会ったりする。大した罪は犯さない、困った徘徊老人。「週刊読書案内」・「先生になりたい学生さんや若い先生にこんな本どう?」・「映画館でお昼寝」・「アッ、こんなところにこんな…わが街」とまあ、日々の暮らしのあれこれ、いたって平和に報告しています。
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ターセム・シン「落下の王国」こたつシネマ
チッチキ夫人が「おもしろそうやん。見るんならつけとくよ。」といって。お風呂に行ってしまいました。テレビにはタイトルロールが流れていて、題名が「The Fall」、邦題は「落下の王国」です。 ボンヤリ見始めてハマってしまいました。 写真の女の子は移民の子供らしくて、向こうで寝ている男はスタントマン。映画といっても、無声映画の時代で、場所はロサンゼルスらしいのですが、ハリウッドがあるのか、ないのかわからない時代です。日本でいえば、大正時代くらいの「お話し」のようです。 ハマった理由は二つあります。 一つはこの少女がやたらかわいいことです。小学校の一年生か二年生くらいの設定なのですが、オレンジの木から落ちて左腕を骨折して入院している病院が舞台になっています。 男はスタントの仕事で下半身不随の大けがをしたらしく、再起不能を知って、絶望して死にたがっています。 死にたがっている男が、偶然そばにやってきた少女に、作り話をして聞かせると、この少女にとても受けたのをいいことに、「お話」と交換に、なんと、このいたいけない少女に薬局からの盗みを命じます。 そこからの少女の活躍が素晴らしいのです。 二つ目は少女が聞くお話しの世界が超絶的に素晴らしいことです。登場人物が少女の周りにいる大人たちなのも笑えますが、映像は、ホント、超絶していました。 絵本の世界が現実化すると「斯くや」という感じなのですが、ここまでシュールになるのかというのが率直な印象です。 石岡瑛子が担当した衣装もさることながら、撮られている場所が凄いですね。なんというか、とてもエキゾチックなチョイスで、まあ、言ってしまえば「世界遺産めぐり」という感じでしょうか。 いやはや、こんな映画があったことにテレビの前で驚嘆でした。残念なのは、これが映画館のスクリーンではないことですね。 おしゃべりしようと寝室を覗くとチッチキ夫人はお布団でスヤスヤお休みでした。あらら。
監督 ターセム・シン 脚本 ダン・ギルロイ ニコ・ソウルタナキス ターセム・シン 撮影 コリン・ワトキンソン 音楽 クリシュナ・レビ 美術 ゲド・クラーク 衣装 石岡瑛子 キャスト リー・ペイス(ロイ・ウォーカー) カティンカ・アンタルー(アレクサンドリア) ジャスティン・ワデル(エヴリン看護師) キム・ウィレンブローク( 医者 ・アレクサンダー大王) ダニエル・カルタジローン エミール・ホスティナ 2006年・118分・アメリカ 原題「The Fall」 2020・09・11・コタツno5
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