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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2020.12.23
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ロベール・ブレッソン「バルタザールどこへ行く」神戸アートヴィレッジ

​​​​​​ 実は、​ロベール・ブレッソン​の特集で、「少女ムシェット」と週替わりのプログラムでした。で、「バルタザールどこへ行く」が前の週でしたが、「バルタザール」を見た翌週に扁桃腺をはらしてしまい、「少女ムシェット」は見損なってしまいました。というわけで、「バルタザールどこへ」の感想を、とりあえず載せることにしました。​​​​​​
​​​​ ロバのバルタザールの誕生から、その幸せな生い立ちにもかかわらず、なんとも、不幸な一生の物語でした。
 あどけない少女マリー。少女の幼馴染みなのでしょうね、農家の少年ジャック。生まれたばかりだったでしょうか、ロバのバルタザール。フィルムが廻りはじめて、すぐに気づきました。

 ​「この映画は、30年以上前に見たことがある。主役はロバだ。」​​​
 で、そのとおりでした。
​​​​​​​​​​​ 畑で犂を引くバルタザール。子どもたちを載せた馬車を引くバルタザール。粉ひきの臼を、鞭打たれながら、立ち止まり、立ち止まり引くバルタザール。再会したマリーに、頭や首すじを撫でられながら遠くを見るバルタザール。サーカスのバルタザール。酒乱の飼い主を背に載せ、主が転がり落ちたすきに、ヨタヨタと逃げ出すバルタザール。こん棒で打たれ、蹴りつけられるバルタザール。密輸の荷を積み上げられて山を登ってゆくバルタザール。流れ弾に当たり倒れているバルタザール。羊たちが草を食む草原で静かに息を引き取るバルタザール。​​​​​​​​​​​
​ ロバとはいえ名優​バルタザール​の名演技が、少女マリーの不幸な有為転変を見事に際立たせてゆきます。 このポスターをご覧ください。ただのロバとして画面の下方で、うれしいのか悲しいのかわからない顔付きでそっぽを向いているバルタザールがいます。
 右手で彼の首を抱え込み、鼻筋をなでる、美しい少女マリーの眼差しが、まず、印象に残ります。
 しかし、フィルムは回り続け、ロバであるからという理由だけで、なにを考えているのかわからないと思い込んでいたぼくの前に、生きていることの哀しさをたたえたバルタザールの眼差しのクローズアップが、繰り返し突き付けられ、最後に眠るように息を引き取ってゆく姿が映し出されるに至って、名優バルタザールの存在に気付くことになったのでした。​​​​
 たしかに、ポスタ―でも、このチラシでも、お気づきだと思いますが、少女マリーを演じたアンヌ・ビアゼムスキーの表情のすばらしさがこの映画の見どころであることは間違いありません。しかし、バルタザールの存在なしには、映画そのものが成り立たないのではないでしょうか。​​​
 いやはや、それにしても、すごい映画でしたね。ぼくは40年前に、いったい何を見ていたのだろうと、つくづく思いました。
監督 ロベール・ブレッソン
製作 マグ・ボダール
脚本 ロベール・ブレッソン
撮影 ギスラン・クロケ
美術 ピエール・シャルボニエ
編集 レイモン・ラミ
音楽 シューベルト  ジャン・ウィエネル
キャスト
アンヌ・ビアゼムスキー
フランソワ・ラファルジュ
フィリップ・アスラン
ナタリー・ジョワイヨー
バルダー・グリーン
ジャン=クロード・ギルベール
1966年・96分・フランス・スウェーデン合作
原題「Au Hasard Balthazar」
配給:コピアポア・フィルム、lesfugitives
日本初公開:1970年5月
2020・12・05アートヴィレッジ(no13)
​​​追記2023・05・12
​​​​​​ 最近、ポーランドの​イエジー・スコリモフスキ監督​​「EO」​というロバが主役の映画を見ました。スコリモフスキ監督がこの「バルタザールどこへ行く」にインスパイアーされて作ったと評判の映画でした。  
 で、昔の記事を思い出して修繕しました。で、比較してしまうのですが、この映画の
​​「そっぽを向いているバルタザール」​​
​ が、やっぱりすごかったのだということを感じました。まあ、何故すごいのかはわからないのですが、スゴイです!​​​​

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最終更新日  2023.12.20 23:14:40
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