|
カテゴリ:映画「こたつシネマ」でお昼寝
フランシス・フォード・コッポラ「ゴッドファーザーPARTⅢ」こたつシネマ
2020年の12月30日は「ゴッドファーザーPARTⅢ」でした。もう、なにもいう事はありませんが、アル・パチーノが日ざかりの庭で椅子から転がり落ちて映画は終わりました。 ぼくにとっては、学業も仕事も家庭もいい加減で、いろんな人に顰蹙を買っていたに違いない20代、30代に見た最後の映画で、アルパチーノがオレンジ・ジュースをすがるように飲んだシーンと、最後のシーンがすべての映画でした。 感想で書きましたが、「パートⅡ」では、たくさんの思い違いや、記憶間違いを感じたのとは好対照というか、この映画は、かなり正確に覚えていました。理由は明らかで、この映画は映画館では見たことがない作品なのです。レンタルビデオで見た映画ですが、この映画を最後にビデオも借りなくなった映画ですね。 「シマクマ君、どうしたの。映画は見ないの?」 「うん、映画はやめた。もう見ない。」 「どうして?あんなに好きやったやないか。ザンネンやなあ。」 学生時代から親しかった友人とそんな会話そんな会話をしたことを覚えていますが、ホントに30年近く映画館に行くことはほとんどありませんでした。どうして、そんなふうに思い込んで、意地を張ったのか、今思えば、よく分かるようなわからないようなことなのですが、ともかく、好きだった映画を見に行くことを30代の半ばあ、仕事について10年くらいのときににやめてしまいました。 60歳を過ぎて、仕事をやめました。それから、もう一度、映画館徘徊はじめて3年が過ぎます。 二十代に見た映画に再会することもあります。昔見て印象に残っている作品との再会は、初めてみる映画とは違う感動というか、動揺というか、刺さってくるものがありますね。映像には、小説とかとは違う力があるのかもしれません。 今年も、新しい映画と古い映画いろいろ観ましたが、一年の終わりに偶然見たアル・パチーノは、やはり、よかったですね。 昨年でしたか「アイリッシュマン」という映画で久しぶりに顔を見ましたが、愛娘ソフィアの死に叫び声をあげたシーンや、椅子から転げ落ちたマイケル・コルレオーネを演じたアル・パチーノを、アル・パチーノだと記憶してしまっている老人には、なんだか不思議な出会いでした。それは、理屈では説明できないのです。 2021年は、どんな映画と出会うのでしょうね。とりあえず、切符を予約して最初に見るのは「天井桟敷の人々」です。この映画とも、40年ぶりの再会です。たのしみですね。 それではみなさんよいお年をお迎えください。来年も「ゴジラブログ」よろしくお願いします。 監督 フランシス・フォード・コッポラ 脚本 マリオ・プーゾ フランシス・フォード・コッポラ 製作総指揮 フレッド・フックス ニコラス・ゲイジ 製作 フランシス・フォード・コッポラ 撮影 ゴードン・ウィリス 音楽 カーマイン・コッポラ 編集 バリー・マルキン リサ・フラックマン ウォルター・マーチ キャスト アル・パチーノ(Michael_Corleone) ダイアン・キートン(Kay_Adams) タリア・シャイア(Connie_Corleone_Rizzi) アンディ・ガルシア(Vincent_Mancini) イーライ・ウォラック(Don_Altobello) ジョー・マンテーニャ(Joey_Zaza) ジョージ・ハミルトン(B._J._Harrison) ブリジット・フォンダ(Grace_Hamilton) ソフィア・コッポラ(Mary_Corleone) 1990年・162分・アメリカ 原題「The Godfather Part III」 2020・12・30こたつシネマ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.31 23:46:28
コメント(0) | コメントを書く
[映画「こたつシネマ」でお昼寝] カテゴリの最新記事
|