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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2021.02.28
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​​​​​​​​​​​​高橋源一郎「読むって、どんなこと?(その1)」シリーズ「学びのきほん」(NHK出版)
​​​​ 小説家の高橋源一郎NHK出版「学びのきほん」というシリーズの1冊として書いた「読むって、どんなこと?」という本を読みました。表紙をご覧になってもお気づきだと思いますが、小学校の高学年から中学生、高校生ぐらいを読者として想定した「ふり」で書かれている本ですが、読み終えてみると「ふり」だということを痛感します。​​​​
​​​​ まず、「はじめに」と題されて、「誰でも読むことができるって、本当なんだろうか」と副題された章で引用されているのはリチャード・ブローティガンというアメリカの作家の「ロンメル進軍」(思潮社)という詩集に載っているこんな詩です。​​​​
​​​1891―1944​​​
​ ​​​高橋源一郎の解説によれば、ロンメルというのは人名で、ナチスドイツの将軍だった人のようですが、この詩は、そのロンメルの生没年の数字だそうですが、この詩には、この「題」はあるのですが、本文がない、白紙なのだそうです。​​​
​ 高橋源一郎は、この詩について、幾通りかの読み方を解説していますが、最後にこう言います。​
​​​では、そもそも「読む」っていうのは、どういうことなんでしょう。​​​
​​ ​で、小学校の国語の教科書の引用が続きます。​​
​「だれが どんな ことを したかを かんがえて よむ。」​​​
​​ ​​​これが1年生の始まりに教えられる「読む」ことの目安です。つづけて2年生ではこんな指針があります。​​​
​「そのときの人ぶつのようすや気もちを思いうかべながら読みましょう」​
​​ で、3年生、4年生、5年生は端折って、​6年生​ではこんなふうな指針が教えられます。​​​
​​ 自分の考えを広げ、深める
 わたしたちはさまざまな文章を読むことによって、ものの見方や考え方を広げ、自分の考えを深めることができます。​​
​​ ​​​小学校1年生から6年生までの習う「読む」ということについての内容がここまで引用されて、その教科書が教える「読む」ことについて高橋源一郎はこうまとめます。​​​​
​​ いいことをいっているな、と思います。正直にいって、わたしだって、こんなふうに読んでいます。まあ、そうじゃないときもあるけど、だいたいはこう。これ以上付け加えることは、なにもない。そんな感じさえします。ふつうは、ここまで真剣に読んだりしないんじゃないでしょうか。
 そして、この読み方をきちんと習った上で、試験を受け、社会のことばを立派に使いこなせるようになるのです。​​
​ ​​​​​いかがでしょうか。教科書の引用を大幅に端折りましたから、わけがわからないと思われる方といらっしゃるかもしれませんが、「国語」の教員だったぼくの目から見れば、引用した、小学校1年生「読み方」の指針から始まり、6年生「考え方」の指針のゴールまで、「国語」の時間に教員が考えていることは、ある意味、これですべてなのです。​​​​​​
​​​ 高校生になっても「国語」の授業の基本はこんなものだと思います。高橋源一郎も触れていますが、「試験」というゴールが露骨に意識されるようになるのが違うくらいなものです。​​​
​ で、高橋源一郎はこんなふうに続けます。​
 ところが、です。
 こうやって、学校で(ということは社会で)、「読む」ということを習ってくると、おかしなことが起こるのです。
 簡単に言うと、「読めない」ものが出てくるのです。

 ん?

​​ というわけで、この本では、学校の優等生には「読めない」文章をどう読むのかという「テーマ」で1時間目から6時間目まで高橋先生の授業が始まるというわけです。​​
​​ 簡単に紹介するつもりが長くなってしまいました。高橋先生の授業で使われた「読めない」テキストについては「つづき」ということで、今日はここまでとします。
​​​ (その2)​・​(その3)はこちらからどうぞ。

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最終更新日  2021.09.05 22:23:24
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