|
カテゴリ:徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり
徘徊日記 2021年6月9日 「ちょっとお散歩 布引の滝あたり その3」 雄滝(おんたき)から、また渓流沿いを歩きます。歩き始めたあたりには、やっぱり、たくさん歌碑がありました。こちらは後鳥羽院ですね。
布引のたきのしらいとうちはへ てたれ山かせにかけてほすらむ (後鳥羽院) 「やまかせ」は「山風」でしょうね。「うちはへて」は「打ち延へて」で、まあ「ずっと続いて」というような意味でしょうか。「らむ」がその場の推量でしょうから、「だれが干しているのだろう」くらいが直訳でしょうか。 こちらは橘長盛という人の歌碑です。 ぬしなくて晒せる布を棚はたに 我こころとやけふはかさまし (橘 長盛) なんか、宇多天皇のお供で布引の滝見物に来たときの歌らしいのですが、「持ち主もなく晒している白布 (滝)を今日は七夕の日だから自分ひとりのはからいであの織女にかしてあげよう」というような意味のようですね。「棚はた」が、七夕の織姫のことだと分かれば、そう難しい歌でもないのでしょうが、まあ、クドクドしていて、ハイハイといいたくなる歌ですね、 こういうのを歌碑を、首をかしげながら見ている横にこういうのを見つけると嬉しいですね。 シジミチョウの一種でしょうね。カメラを構えて近づいても逃げません。卵でも産んでいるのでしょうね。 涼しさや嶋へかたふく夕日かけ(布引坊)「かたふく」が、ぼくにはよくわかりませんが、淡路島の方へ「風が吹く」と、夕日が「傾ぶく」が、掛けてあるのでしょうかね。「夕日かけ」は「夕日影」で、沈む夕日の日差しでしょうね。 マア、とか何とかいううちに、最後の滝にやってきました。 五本松隠れ滝とかいうらしいです。水量もそれほどではないのですが、風情はあります。 ここまでくれば堰堤はすぐそこです。正しくは「五本松堰堤」というそうです。 上まで登ると貯水池です。 初めて来たわけでは、もちろん、ないのですが、こんなところに、「まあ、こんな大きな!」という感想を持ちましたね。もちろん、石碑の石のことではなくて、貯水池の大きさですよ。 水の上を渡っていく橋にチッチキ夫人はビビっていましたが、一応写真を載せておきましょう。 貯水池の周りは歩道で、このまま歩けば市ケ原ですが。今日はベランダにお布団を干しっぱなしだということで。ここからUターンです。 歩道の近所にはこんな花もありました。 ホタルブクロですね。ほとんど人通りもない遊歩道なので、こういう花を見かけるとホッとしますね。一休みして下山、帰路につきます。 で、お散歩ブログはまだまだ続きます。新神戸駅から、さっさと歩けば小一時間の距離なのですが、六甲山の山のなかであることを実感する「かわいい動物」との出会いなんかが待っていました。 じゃあ、今日はこれで。続きをよろしくね。バイバイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.06 22:23:23
コメント(0) | コメントを書く
[徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり] カテゴリの最新記事
|