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カテゴリ:週刊マンガ便「コミック」
週刊 マンガ便 近藤ようこ・津原泰水「五色の舟」(KADOKAWA) 津原泰水という作家の作品は、ただの一冊も読んだことがないのですが、半年ほど前に、面白いよと教えられたこともあり、名前は憶えていました。
近藤ようこというマンガ家の作品は、結構好きで、あれこれ読んできました。坂口安吾や夏目漱石の原作の「マンガ化」作品は、ボンヤリ読んでいた原作の「読み方」を問い直されてるような気になる展開やシーンに、ハッとさせられることも、一度や二度ではありません。 市民図書館の返却の棚に見つけました。 「アッ、近藤ようこや、新作かな?えっ?津原って確か・・・」 津原泰水の「五色の舟」という短編小説を、近藤ようこがマンガ化した作品のようです。 「これはこれは、絶好の機会やん。」 というわけで、さっそく借り出して読み終えました。 感想をあれこれ言う気にはなりませんが、巻末に津原泰水さんが「ワンダー6」、近藤ようこさんが「あとがき」と題して綴られた文章が載っていました。マンガを読んで「あとがき」を案内するのもなんだか妙ですが、特に近藤ようこさんの「あとがき」には、興味惹かれました。 ぼくが惹かれたのは、「漫画とは何か」を考えさせてくれたところですが、皆さんはどうお読みになるでしょうね。 あとがき 近藤ようこ いかがでしたか、津原泰水さんの原作と読み比べてみたくなりませんか?近藤さんが「少女漫画のような」と書いておられる最初のページを貼っておきますが、実この写真のページは最初の次の見開きで、ホントの最初ではありません。 まあ、いらいらされた方は、実物をお探しください。 作品は原作を知らなくても、近藤ようこの作品として十分に読みごたえがありました。というのは、ぼくは「原作」を読む必要をあまり感じなかったということでもありますね。 とは言いながら、ちょっと探してみようかなというのも本音としてはあるのですが。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.08.05 00:29:07
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