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キャリー・ジョージ・フクナガ「No Time to Die」OSシネマズミント神戸
普段はこういう人が集まりそうな映画はあまり見ません。このご時世ですから、お客さんが多いというのがまずネックです。 ショーン・コネリーがジェームス・ボンドの頃は(古い話で申し訳ありません)、名画座でまとめてみました。イアン・フレミングの原作も一時はまって読みました。最近、そういう企画にお目にかからないというか、3本立て4本立てをやるような名画座そのものがなくなっってしまいました。原作もフレミングとはかかわりない感じで、感心もわきません。007から遠く離れた感じで、本当にご無沙汰です。 ところが、「ダニエル・クレイグのボンドはこれが最後」と聞いて、「見ておこう」と思いました。実は「スカイ・フォール」という、この人のボンドの二作目を同じOSシネマズミントで見たことを思い出したからです。 もう10年ほども前の話ですが、学生の頃から映画とかお芝居とか、いろいろ教えてもらってきた友人に誘われてみました。 で、記憶に残ったのが、始まってすぐのカー・チェイスのシーンと、M役だったジュディ・デンチという女優さん、そして、何処から見てもロシアのスパイにしか見えなかったダニエル・クレイグというボンド役の、なんというか、愛想の悪さでした。 数年前から、映画館を徘徊しはじめて、ジュディ・デンチは、すっかりお気に入りになりましたが、ダニエル・クレイグとは一度も出会いませんでした。 「ダニエル・クレイグをもう一度見ておいてもいいな。」 まあ、そんな気分で、あんまり来ないミントにやってきました。 最初のサスペンス・シーンからカー・チェイス・シーンまで、やっぱり、結構どきどきしました。風景もさすがです。007の懐かしいテーマも流れてきますし、アストン・マーチンのヘッドライトの機関銃も炸裂して実に楽しい展開でした。 ヒロインのマドレーヌ役のレア・セドゥーという女優さんが案外地味だなとか、勝手なことを思いながら、一方で、ボンド役のダニエル・クレイグさんを見て「ああ、あれから10年たったんだな。」とかしみじみしながら見ました。当たり前のことですが、役者さんの生身も年を取るのですよね。 まあ、最後の作品らしいラストで、「ええ、ホントにそれでいいの?」とか思っていると、字幕かなんかで「ボンドはまた帰ってくる」とかなんとか出てきて、笑ってしまいました。 なんといっても、客を飽きさせないし、流行りの病原体ホラーだし、ホント、うまいものですね。 まあ、なんといっても、ちょっとイギリスのスパイっぽくなったダニエル・クレイグに、ごくろうさん!の拍手!でした。 監督 キャリー・ジョージ・フクナガ 脚本 ニール・パービス ロバート・ウェイド キャリー・ジョージ・フクナガ フィービー・ウォーラー=ブリッジ 撮影 リヌス・サンドグレン 美術 マーク・ティルデスリー 衣装 スティラット・アン・ラーラーブ 音楽 ハンス・ジマー 主題歌 ビリー・アイリッシュ キャスト ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド) ラミ・マレック(リュートシファー・サフィン) レア・セドゥー(マドレーヌ・スワン) ラシャーナ・リンチ(ノーミ) ベン・ウィショー(Q) ナオミ・ハリス(マネーペニー) ジェフリー・ライト(フィリックス・ライター) クリストフ・ワルツ(ブロフェルド) レイフ・ファインズ(M) アナ・デ・アルマス(パロマ) ビリー・マグヌッセン(ローガン・アッシュ) ロリー・キニア(タナー) デビッド・デンシック(ヴァルド・オブルチェフ) ダリ・ベンサーラ(プリモ) リサ=ドラ・ソネット(マチルド) 2021年・164分・G・アメリカ 原題「No Time to Die」 2021・10・15‐no94・OSシネマズno11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.15 23:14:28
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