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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2021.12.20
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​​ホルヘ・サンヒネス「鳥の歌」元町映画館「現代アートハウス入門 vol 2」、二夜目の作品はパスしました。帰宅が11時を過ぎる時間設定が少々しんどいというのが理由です。
​​ で、三夜目の映画です。ボリビアホルヘ・サンヒネスという監督の「鳥の歌」という作品で、トークが「セノーテ」小田香さん太田昌国というかたです。小田香ファンとしては出かけないわけにはいきません。どんな映画をチョイスしているのだろうという興味です。​​
 チェ・ゲバラでしかその名を知らなかったのですが、南米の大陸の中央部にあるボリビア「ウカウマ集団」という映画製作グループがあるのだそうです。太田昌国という人は、その「ウカウマ」の共同制作者であり、日本での紹介者だそうです。
 で、映画ですが、スペインによるアンデス地方の征服を批判的に暴こうとする映画を撮る撮影隊とアンデスの山地に住む地元の人たちとの出会いと軋轢を描いた作品でした。
 こう書くと簡単そうですが、なかなか手が込んでいます。撮影中の映画、16世紀の征服者のシーンと撮影隊のドキュメンタリーな現在のシーンが重ねあわされていて、それぞれの舞台であるアンデスの素晴らしい風景が同じという仕組みです。
 現実と過去の時間がだんだんと混ざっていく印象で、その構成がとても面白いと思いました。
 映画は撮影隊のインディオに対する蔑視を露骨に描くことで、16世紀にスペインがやったことと、歴史批判とか言いながら、今も同じことを繰り返している「文明」「未開」「辺境」に対する無知と無理解の「型」をクローズ・アップしているのですが、面白いのは「鳥の歌」を巡るエピソードでした。
​​ 「鳥の歌」というのは村の人たちが、春になって囀り始める「鳥の歌」を聞き、新しい歌を作って新しい年の始まりを祝うというお祭りのことです。
 紆余曲折の結果ですが、映画の終盤、撮影隊はそのお祭りを、ようやく映画に撮ることを許されます。ところが、スクリーンいっぱいに飛びかいさえずっていて、今、この劇場にも木霊している鳥たちの歌を劇中の撮影隊のテープレコーダーは感知できません。​​

 撮影隊には録音できないけれど、映画では聞こえてくるところが不思議です。ぼくにはそこが面白かったのですが、ちょっと筋違いに喜んでいるかなとも思いました。
 現在では植民地化のための、暴力的な「征服」は過去のことかもしれません。しかし、映画のなかで現地に住み込み「革命」を夢見るフランス人の女性が印象に残りましたが、ぼく自身でいえば、文化人類学や社会学のフィールドワークの報告を読んだり、あるいは、先日見た太田光海「カナルタ」とか、この日、レクチャーに登場した小田香「セノーテ」のようなドキュメンタリーを見ながら「わかったつもり」になっている(なっていませんけど)のではないかということを考えてしまいました。
​ レクチャーの時間に​小田香さん​が、開口一番「鳥の声が録音できなくて、本当によかった。」という感想を口にしたことが心に残りました。​
 アンデス風景お祭り拍手! 素直な発言の小田香さん拍手!

監督 ホルヘ・サンヒネス
製作 ベアトリス・パラシオス
脚本 ホルヘ・サンヒネス
撮影 ラウル・ロドリゲス  ギレルモ・ルイス  セサル・ペレス
音楽 セルヒオ・プルデンシオ
キャスト
ジェラルディン・チャプリン
ホルヘ・オルティス
ギド・アルセ
リネス・エルバス
マルセリーノ・グスマン
タチアナ・アビラ
1995年・100分・ボリビア
原題「Para recibir el canto de los pájaros」
2021・12・13‐no130・元町映画館no100

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最終更新日  2024.08.14 20:17:15
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