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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2022.04.02
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​レミ・シャイエ「カラミティ」KAVC ​
 久しぶりに神戸アートヴィレッジセンターに来ました。お目当ては「カラミティ」というアニメ映画です。
 昨年だったでしょうか、公開された​「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」​レミ・シャイエ監督の新作でした。
 西部開拓時代、19世紀の中頃でしょうか、アメリカに実在した女性のガンマン、​カラミティ(厄介者)・ジェーン​が誕生するエピソードを描いた作品だそうです。
 フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭2020年に長編部門のクリスタル賞(グランプリ)を受賞した長編アニメーションです。90年代「紅の豚」がグランプリだったこともある映画祭のようです。
 映画は新天地に向けて旅する幌馬車隊のシーンから始まりました。眉の太い、なかなかいい顔の少女が​マーサ・ジェーン​です。母のいない旅のようです。妹の​レナ​と弟の​エリージャ​の世話をしながら新天地の夢を語り聞かせています。
 で、しゃべり始めた​ジェーン​を見ていて焦りました。吹き替え版だったのです。好き嫌いの問題にすぎないのでしょうが、日本のアニメ映画の子どもの声がぼくはあまり好きではありません。「ドラえもん」大山のぶ代くらいになると、まあ、といっていいのでしょうが、のび太ジャイアンにはついていけません。あんなしゃべり方をする子供は、世界中どこにもいないでしょう。
 まあ、そうはいっても聴いていればなれるもので、慣れたころに事件が起こりました。幌馬車の運転(?)を誤った父親が大けがをしてしまうのです。
 で、ジェーンは父親に代わり、馬に乗り、投げ縄を投げ、ズボンをはいた「男たち」と同じ行動を開始するのですが、それを見た周りの大人たちから​​
​​このカラミティ(厄介者)!​​
​ ​と罵倒されます。でも、くじけないんです。で、そこから​ジェーン​「冒険(?)」「闘い(?)」が始まります。
 彼女の行動は、当時の社会の目線から見れば​「カラミティ」​なわけですが、ケガをした父に代わり幼い妹と弟を守ろうとした「愛と責任感」の少女​ジェーン・マーサ​として、実に肯定的、積極的に描いているところがレミ・シャイエ監督の心意気でした。
 そこから、彼女が、ホンモノの​「カラミティー・ジェーン」​​へ成長する冒険は見ていただくほかありませんが、なんといってもシーン、シーンの美しさ、明るさは、北極海の話だった​「ロング・ウェイ・ノース」​をしのぐものでした。
 こちらが​フランス語版​のチラシです。西部の自然の色彩の美しさが画面いっぱいに広がります。チラシをご覧になれば気づいて頂けるかもしれませんが、画面の「色彩」の扱い方が独特で、色を混ぜないのですね。色紙を張り重ねて、グラデーションを面で作っている感じで、見ていて時間がゆっくり流れている印象を持ちました。その画面の印象を支えているのが音楽で、バンジョーの音が軽やかなブルーグラスの曲調がピッタリはまっていて、いい気分です。​
 ズボンをはいて頑張った、太い眉の​マーサ・ジェーン​​拍手!​でした。それから、西部のじゃじゃ馬​カラミティ・ジェーン​を「男」の壁を越えて自由に生きる女性の誕生として、イヤミなく描いた監督​レミ・シャイエ​​拍手!​、すばらしい色彩のアニメを描いた​​色彩監督パトリス・スオウ​​​拍手!​でした。
 帰ってきて、フランス語版の予告編を見直しましたが、やっぱり、そっちの方が格段にいいですね。幌馬車隊の隊長が​「カラミティ!」​と罵倒するセリフなんかもはっきり聞こえます。まあ、フランスの子どもを知らないからいえるのですが、子供たちの言い合いも自然気聞こえます。大人の方でご覧になる人には字幕版がおすすめだと思いました。
監督 レミ・シャイエ
製作 アンリ・マガロン  クラリー・ラ・コンベ
脚本 レミ・シャイエ
色彩監督 パトリス・スオウ
音楽 フロレンシア・ディ・コンシリオ
2020年・82分・G・フランス・デンマーク合作
原題「Calamity, une enfance de Martha Jane Cannary」
2022・03・30-no43・KAVC(no19)​​​​​​​​​​​​​​​​

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最終更新日  2023.12.31 16:33:50
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