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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2022.09.13
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​​​​​​鶴見俊輔「鶴見俊輔、詩を語る・(聞き手谷川俊太郎・正津勉)」(作品社)​​
​​​ まさか、この人の新刊本が出るとは思いませんでした。​哲学者​鶴見俊輔​​の対談「鶴見俊輔、詩を語る」2022年8月15日作品社から出ていました。 ​​
​ 鶴見俊輔2015年、93歳で亡くなって7年経ちました。彼は1922年、大正11年生まれだそうですから、今年が生誕100年なのだそうです。​
​​​​ 2003年「midnight pres」という詩の雑誌で行われた対談原稿の書籍化だそうです。詩人の谷川俊太郎と、彼も詩人ですが、鶴見俊輔の同志社大学での教え子、「へんな生徒」だった正津勉と、時々登場する編集者の三人が聞き手で、雑誌掲載時は「歌学の力」という題だったそうですが、本書では「詩を語る」と改題されています。​​​​
​​ 鶴見俊輔には、たとえば「詩と自由」(思潮社・詩の森文庫)などの新書版の詩論がすでにありますが、本書は三人の語り合いの面白さが、実に新鮮で一気に読めました。二つの著作集、書評集、対談集、マンガ論、まあ膨大な書籍が残されている鶴見俊輔ですが、彼の足跡をたどってきたような人にとっても、読んで損はない「新著」だと思いました。​​
​ 鶴見俊輔は、一応哲学者というわけですから、彼がどんな詩を書いていたのかというと、こんな詩です。​
KAKI NO KI

Kaki no Ki wa
Kaki no ki de aru
Koto ni yotte
Basswrarete iru no ni

Naze sono kaki no ki ni
Kizu o tsuke yo to
Suru no daro
Kaki no ki no kawa ni
Tsume ato ga nokore ba
Utukushiku naru to omotte iru no ka
Basserareru
Koto ni yotte
Yoku naru to demo omotte iru no ka
​(「鶴見俊輔全詩集」編集グループSURE2014年所収)​​​
​ 本書の談話​​の中では、正津勉​鶴見俊輔​の詩の中では「KAKI NO KI」という詩が好きだということをいっていて、引用されています。​​
​​ で、巻末というか、本書の後半の「鶴見さんの詩心をより深く知るためのアンソロジー」という章の中にこんな文章があります。​​
わたしは最後の鶴見俊輔ゼミの生徒でした ほとんど教室には出なくて夜昼なく遊びほうける まったくド阿保なバカ学生であって いまさらながら深く悔やまれるばかり どうにもなんとも教壇で説かれることに ほんとうにさっぱり理解が届かいないできた というようなできの悪い部分にかわらなくも こののちもずっと先生の教えのもとにあります
Shozu Ben wa
Shozu Ben de aru
Koto ni yotte
Basserarete iru no ni
(正津勉「京都詩人傳 1960年代詩漂流記」アーツアンドクラフツ二〇一九)
 ​​​正津勉は詩人ですが、さすがですね。ここで戯れのように記された彼の4行が、鶴見の詩の読み方の一つを指し示してくれていて「そうですよね」とうなづきたくなります。あれこれ言いませんが、70歳を前にして、ようやく鶴見俊輔がどんな場所で、どんなふうに立っていたのか、少し気づけるようになったのかもしれません。​​​
 「鶴見俊輔、詩を語る」の方の面白さは、どこかで探してもらって、お読みいただくほかはないですね。
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最終更新日  2022.09.13 00:14:48
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