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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2022.11.12
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​パーシー・アドロン「バグダッド・カフェ」パルシネマ 久しぶりにやって来た​パルシネマ​です。見たのは​パーシー・アドロン​という​西ドイツ​、まあ、今は​ドイツ連邦​の監督の​「バグダッド・カフェ」​です。90年ごろ、だから30年ほど昔に評判になっていた記憶がありますが見るのは初めてでした。
​​ 「バクダッドカフェ」​​なんて言う題名ですから、イランだかイラクだかを舞台にした映画かなと思って座りましたが、アメリカの西部の砂漠地帯が舞台でした。
 先日読んだ本に​「自動車と男と女で映画はできる」​と、​ゴダール​が言ったとか言わなかったとかいう話がありましたが、ドイツから来た夫婦がアメリカ旅行をしていて、​​​​​

​いざ、ラスベガス!​​

​ ​とか言いながら、折りから始めた夫婦げんかの結果、妻ジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)が自分の荷物をもって自動車から降りてしまうという始まりでした。
 夫ムンシュテットナー氏(ハンス・シュタードルバウアー)は頭が禿げ上がった中年男で、で、砂漠の真ん中をトランクを引きずって歩くなんて、もうそれだけで​「苦行ですね・・・」​と声をかけたくなるくらい「デカイ!」中年の女性でしたが、まさか彼女がこのドラマの主人公だとは思いもよりませんでした。
 で、そのデカイ彼女がよたよた歩いた末にたどり着いたのが「バグダッドカフェ」という、たぶんトラック運転手たちがお客なのでしょう、ガソリンスタンドモーテルカフェが併設されているドライブインだったというわけです。
 黒人の夫婦が経営者のようですが、子供や夫を怒鳴り散らして、息まき続けているマダムブレンダ(CCH・パウンダー)で、こちらも夫婦げんかの真っ最中というか、役立たずの夫サル(G・スモーキー・キャンベル)を追い出したばかりで、まさか、この女房がもう一人の主人公だとは、やっぱり予想できませんでした(笑)。
 ​コーヒー・メーカー​が壊れて修繕に出したのに、町まで、まあ、ほかの用事もあったようなのですが、出かけて行って修繕に出した​メーカー​を受け取り忘れてた上に、道端に落ちていた​黄色いポット​(実は、ジャスミンの夫が道端に放りだしたポット)を拾ってくるという頓珍漢な夫に怒り心頭のブレンダですが、​コーヒー​も出てこない​カフェ​には閑古鳥が鳴く代わりに、貧相なピアノの音が響いています。で、これがバッハなのです。​​​​​​​

​​なんだこれは?​​

​​​​​ ここからは、実に予想外の展開で、ヴィム・ヴェンダースの傑作「パリ・テキサス」を思い浮かべましたが、あれは、作られたのが1984年で、舞台がアメリカの砂漠の真ん中の「パリ」に意表を突かれたのでしたが、こちらは1987年の制作で、同じく、アメリカの砂漠の真ん中の「バグダッド」でした。
 ジャスミントランクの荷物の謎、素人手品大掃除空き缶バッハ滞在ビザ肖像画ブーメラン、エトセトラ、エトセトラ、小ネタ満載で、こだわるのが好きな人には格好の作品でしょうね。
 ぼくは、そうした

​​​小ネタ、ディテールで掛け算!​​

​ するように、人と人の出会いを、実に丁寧に描いていく手法に感動しました。
 たとえば、砂漠の真ん中の貧相なカフェでバッハが聞こえてくるという、いってしまえば奇想なのですが、それに何の不自然も感じない自分が不思議でしたし、そのあとの、どこかの流行っているキャバレーのマジック・ショーのような、盛大な盛り上がりを描いていく展開の思い切りのよさと、最後の最後に​ジャスミン​の口から出た一言に、いや、ホント、感心しました。
 美人も男前も、ホント、一人も出てきませんが、出てきたみなさんに​拍手!​でした。
 見ているときは、うかつにもアメリカ映画だと思い込んでいました。パーシー・アドロン​という監督が、​ニュー・ジャーマンシネマ​の時代の西ドイツの監督だと確認したのは見終えた後ですが、ナルホド、映画に漂う空気に、例えばヴェンダースとかと、どこか、共通するものがありました。時代的には、こっちが二番煎じだっのかもしれませんが、監督の個性というか、好みというかが印象的で、監督の遊び心とでもいうのでしょうか、小さな出来事をこまめに撮ったシーンにとても惹かれました。
​​​ いやあ、古い映画ですが、今これを見せてくれたパルシネマ​拍手!​でした。​​​​​

がんばれ!パルシネマ!(笑)​

​​監督 パーシー・アドロン
脚本 パーシー・アドロン  エレオノール・アドロン
撮影 ベルント・ハインル
音楽 ボブ・テルソン
キャスト
マリアンネ・ゼーゲブレヒト(ジャスミン:旅人)
CCH・パウンダー(ブレンダ:女主人)
ジャック・パランス(ルディ:看板絵師)
クリスティーネ・カウフマン(デビー)
モニカ・カローン(フィリス:ブレンダの娘)
ダロン・フラッグ(サロモ:ブレンダの息子・ピアノ弾き)
ジョージ・アギラー(カヘンガ:カフェの店員)
G・スモーキー・キャンベル(サル:ブレンダの夫)
ハンス・シュタードルバウアー(ムンシュテットナー氏:ジャスミンの夫)
アラン・S・クレイグ(エリック:ブーメランの青年)

1987年・91分・西ドイツ
原題「Out of Rosenheim」
2022・11・12-no126・パルシネマno43
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最終更新日  2024.11.03 22:56:54
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