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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2023.03.10
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​スティーブン・スピルバーグ「フェイブルマンズ」109シネマズ・ハット​​​​​ 春の日差しに浮かれ出て、観たのはスティーブン・スピルバーグの新しい作品「フェイブルマンズ」でしたす。フェイブルマン家サミー君が両親や妹、おばーちゃんとの生活の中で大きくなっていく様子が描かれていました。そもそもスピルバーグという名前が、ウキペディアにもありますが、芝居をする山とかいう意味だそうで、今回の「フェイブルマンズ」は、ドイツ語起源らしいですが、「おとぎ話をする人」という意味になるそうで、まあ、ようするにスピルバーグの自伝といっていい作品でした。​​​​
​ スティーブン・スピルバーグは1946年生まれだそうですから、今年76歳です。世界有数のお金持ちで、作る映画はみんなヒットするという天才です。まあ、そういう人でも、こういう作品をつくりたいと思うんだなあというのが、両親に映画館に連れていかれたサミー君の姿を見ながら考えていたことでした。​​
​​​​​ 予定調和という言葉がありますが、思い出という物語は、本人が浸って語ってしまえば予定調和になってしまうものだと思います。上で、こういう作品といったのは「思い出」という物語を、なんと、あのスピルバーグ本人が語りたがっているというくらいな意味ですが、前作の「ウェストサイドストーリー」が、まあ、思いのほかに退屈で期待外れだったこともあってですかねえ、そのあたりをどうするのかなというようなことが、結局、最後まで、頭から離れませんでした。
​​​ まあ、こんなふうに書くと、この映画はどうだったのかということですが、物語は圧倒的に予定調和でした(笑)。
 いきなり、悪口のように聞こえるかもしれませんが、実は、そうではありません。ぼくは20歳のときに「ジョーズ」を観て映画にハマった人間です。スピルバーグは絶対なんです(笑)。で、この作品は、そういう作品であるにもかかわらず、さすが​スピルバーグ!​と納得させてくれて、思いのほか面白かったんです。​​​​

​​​​​​​ 観終えて気付いたことですが、主人公の少年が母に捧げる「家族映画」を編集しながら、母と父の親友との関係の真実をフィルムの中に発見するシーンと、高校生になってカリフォルニアにやって来た少年「卒業映画」を作るのですが、上映会でスクリーンにヒーローとして映って登場する同級生の男の子が、スクリーンに映っている自分自身の姿の真実に気付くシーンという二つのシーンが、ぼくにとってはこの作品の評価を決めるポイントでした。
 そのシーンで​スピルバーグ​は、映画には、文字通り即物的に、ストーリーとは関係なくフィルムに映ってしまっている真実があって、​​​​​
それは観る人がいて、初めて発見されてしまう真実で、そこにこそ映画とか写真とかいう表現法の面白さの不思議な秘密があるだと語っていると思いました。それはこの年になってようやく疑い始めていたことなのですが、さすがに​​​​​スピルバーグ少年時代に、そのことに気付いたんですね。で、そのことに気付いたことが、彼を支え続けてきたし、これから映画を観る人に言い残したいことなのです、きっと。
 最後に登場したジョン・フォード地平線の話​語らせます。観客が何を見るかはわからない、しかし、​​​観客を映像に釘付けにするための極意はあるというわけです。​おそらくスピルバーグにとって、その二つ、見せるための方法論と観客が見てしまうものの不思議は始まりであったわけですが、観客のぼくにとっては究極の映画論でした。それにしても、見せるための方法論を極めつくしたスピルバーグが、客が見てしまうものへの驚きを描いているかに見えたのが、ボクにはとても驚きでした。
 まあ、回りくどくなってしまいましたが、​​このフィルムが語っていたのは、じゃあ何なんだということですが、それは​スピルバーグ​「老い」だったのではないかというのが、「予定調和」などという言葉を、つい、口にした所以というわけでした。​

監督 スティーブン・スピルバーグ
脚本 スティーブン・スピルバーグ トニー・クシュナー
撮影 ヤヌス・カミンスキー
美術 リック・カーター
衣装 マーク・ブリッジス
編集 マイケル・カーン サラ・ブロシャー
音楽 ジョン・ウィリアムズ
キャスト
ミシェル・ウィリアムズ(ミッツィ・フェイブルマ 母)
ポール・ダノ(バート・フェイブルマン 父)
セス・ローゲン(ペニー・ローウィ 父の親友)
ガブリエル・ラベル(サミー・フェイブルマン 主人公)
ジャド・ハーシュ(ボリス伯父さん)
ジュリア・バターズ(レジー・フェイブルマン)
キーリー・カルステン(ナタリー・フェイブルマン)
ジーニー・バーリン(ハダサー・フェイブルマン)
ロビン・バートレット(ティナ・シルドラウト)
デビッド・リンチ(ジョン・フォード 映画監督)

2022年・151分・PG12・アメリカ
原題「The Fabelmans」
2023・03・07-no032・109シネマズ・ハットno24

​​​​​​​​追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​

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最終更新日  2024.04.05 22:46:19
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