1659230 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

ゴジラ老人シマクマ君の日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

シマクマ君

シマクマ君

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(2)

読書案内「日本語・教育」

(21)

週刊マンガ便「コミック」

(84)

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

(35)

徘徊日記「日帰りでお出かけ」

(62)

演劇「劇場」でお昼寝

(2)

映画「元町映画館」でお昼寝

(91)

映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝

(22)

映画「シネリーブル神戸」でお昼寝

(92)

読書案内「映画館で出会った本」

(18)

読書案内「翻訳小説・詩・他」

(52)

読書案内「漱石・鴎外・露伴・龍之介・百閒・その他」

(22)

徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり

(52)

読書案内 「医者や科学者の仕事、まあ科学一般」

(26)

読書案内「現代の作家」

(97)

徘徊日記「お泊りでお出かけ」

(63)

徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり

(85)

読書案内「絵本・児童文学」=チビラ君たちへ

(48)

読書案内「社会・歴史・哲学・思想」

(75)

読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」

(30)

読書案内「近・現代詩歌」

(54)

徘徊「港めぐり」

(4)

バカ猫 百態

(22)

読書案内「橋本治・加藤典洋・内田樹・高橋源一郎・他」

(18)

読書案内「水俣・沖縄・アフガニスタン 石牟礼道子・渡辺京二・中村哲 他」

(20)

読書案内「鶴見俊輔・黒川創・岡部伊都子・小田実 べ平連・思想の科学あたり」

(15)

映画「OSミント・ハーバーランド」でお昼寝

(3)

映画「こたつシネマ」でお昼寝

(13)

映画「パルシネマ」でお昼寝

(33)

読書案内「昭和の文学」

(25)

読書案内「BookCoverChallenge」2020・05

(16)

読書案内「くいしんぼう」

(9)

映画「Cinema Kobe」でお昼寝

(6)

週刊マンガ便「ちばてつや・ちばあきお」

(9)

週刊マンガ便「石塚真一・浦沢直樹・ハロルド作石」

(34)

週刊マンガ便「鈴ノ木ユウ・野田サトル」

(20)

ベランダだより

(139)

徘徊日記 団地界隈

(110)

徘徊日記 兵庫区・長田区あたり

(26)

徘徊日記 須磨区あたり

(27)

徘徊日記 西区・北区あたり

(10)

徘徊日記 灘区・東灘区あたり

(41)

徘徊日記 美術館・博物館・Etc

(5)

週刊マンガ便「吉田秋生・高野文子・やまだ紫」

(7)

徘徊日記 芦屋・西宮あたり

(11)

読書案内「大江健三郎・司修・井上ひさし・開高健 他」

(14)

読書案内「古井由吉・後藤明生・他 内向の世代あたり」

(3)

読書案内「谷川俊太郎・茨木のり子・大岡信 あたり」

(19)

読書案内「啄木・白秋・晶子 あたり」

(4)

読書案内「丸谷才一・和田誠・池澤夏樹」

(11)

読書案内「吉本隆明・鮎川信夫・黒田三郎・荒地あたり」

(13)

週刊マンガ便 「松本大洋」・「山川直人」

(13)

読書案内「リービ英雄・多和田葉子・カズオイシグロ」国境を越えて

(5)

読書案内「村上春樹・川上未映子」

(13)

映画 パレスチナ・中東の監督

(6)

読書案内「近代詩 賢治・中也・光太郎 あたり」

(7)

映画 韓国の監督

(25)

映画 香港・中国・台湾の監督

(37)

映画 アニメーション

(13)

映画 日本の監督 ア行・カ行・サ行 是枝・黒沢

(51)

映画 日本の監督 タ行・ナ行・ハ行 鄭

(25)

映画 日本の監督 マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

(15)

映画 イギリス・アイルランド・アイスランドの監督

(41)

映画 イタリアの監督

(21)

映画 ドイツ・ポーランド他の監督

(19)

映画 ソビエト・ロシアの監督

(11)

映画 アメリカの監督

(93)

震災をめぐって 東北・神戸・原発

(3)

読書案内「旅行・冒険」

(4)

読書案内「本・読書・書評・図書館・古本屋」

(13)

映画 オーストラリア・ニュージーランドの監督

(5)

映画 フランスの監督

(45)

映画 スペイン・ポルトガルの監督

(10)

映画 カナダの監督

(5)

映画 グルジア(ジョージア)の監督

(10)

映画 ウクライナ・リトアニアの監督

(7)

映画 イスラエルの監督

(3)

映画 マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニアの監督

(5)

映画 オランダ・デンマーク・ベルギーの監督

(10)

映画 フィンランド・スウェーデン・ノルウェイの監督

(6)

映画 トルコ・イラン・カザフスタンあたりの映画監督

(12)

映画 ギリシアの監督

(3)

映画 アルゼンチン・ブラジル・ペルー・チリの監督

(6)

映画 ハンガリー・ルーマニアの監督

(5)

映画 アフリカの監督

(3)

映画 スイス・オーストリアの監督

(3)

読書案内 戯曲 シナリオ 劇作家

(1)

読書案内 ジブリの本とマンガ

(5)

週刊マンガ便「小林まこと」

(9)

読書案内「野口武彦・前田愛・橋川文三・藤井貞和」

(1)

映画 インド・ネパール・ブータン・アフガニスタン・タイ・ベトナム あたりの監督

(5)

週刊マンガ便 キングダム 原泰久・佐藤信介

(15)

読書案内「川上弘美・小川洋子・佐伯一麦」

(9)

読書案内「立花隆・松岡正剛」

(1)

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.05.10
XML
​​イエジー・スコリモフスキ「EO」シネ・リーブル神戸
 なんといいますか、いや、まあ、スゴイ映画でしたね。​​​​​​​​​「ロバ」ってご存知ですか?漢字だと「驢馬」って書くらしいですが、ドン・キホーテに出てくるサンチョ・パンサが乗っているあの動物ですね。そのロバが主人公なんです。時々、雄たけびというか、啼くというか、するのですけど、別になんか言うわけじゃあありません。ただのロバです。
 見たのは​イエジー・スコリモフスキというポーランドの監督の「EO」です。​​​​​​​​

​​​​​ で、そのロバくんサーカスでどんな芸をしているのかよくわからなかったのですが、とにかく、サーカスの舞台でなんかしているシーンから始まりました。相方の女性のセリフを聞いているとイーオーと聞こえます。名前がEOなのですね。​​​​​
​​ だから、まあ、EOと名付けられて、相方のカサンドラサンドラ・ジマルスカ)​​​​に愛されて、一緒に芸をしていたロバくんが、破産だか、借金だかのせいで暮らしていたサーカスから連れていかれてしまうんです。で、そこから流浪の旅です。ロバくんロード・ムービーというわけです。​​​​​​
​​​​ チラシにもスコリモフスキという監督がその映画に刺激を受けて作ったと書いてありますが、この映画を見ていて思い出したロベール・ブレッソンというフランスの監督の1960年代の映画に「バルタザールどこへ行く」​という、とにかく結末が​​​​​​哀しい映画があります。その映画もバルタザールという名前のロバくんの、まあ、いってしまえばロード・ムービーだったわけですが、ボクにはバルタザール眼差しが焼き付いています。人間とは違う、確かに、ロバの眼だったという印象で、たぶん、そこに揺さぶられて記憶に残っているのだと思います。​​​​​​​​​​
​​​​​​ で、この作品のイーオーくんについても、印象に残ったのはでした。それぞれの場面で泣いたり、呆れたりしているように見えるのです。涙を流しているかのシーンもありました。もっとも、この映画の場合は、一緒に登場するとかとかのとか仕草にもにも表情があるのが、もう一つの特徴でしたが、見ているボクは、そのあたりで眠くなってしまいました。なんとなくボンヤリしてしまいました。​​​​​​
​​​​​ 最近見たイオセリアーニという不思議な監督のいくつかの映画とか、中国映画リー・ルイジュン監督「小さき麦の花」なんかにも、ロバが出てきます。​​​​​
​​​​ イオセリアーニの場合は
​「オッ、ロバやん!」​
 ​という感じで、それぞれの作品にやたらと登場するとかとかと同様に、実に唐突に出てくる​ロバ​という印象の映画でした。​​​​
​ 一方、「小さき麦の花」​には家畜としての​ロバ​が、貧しい夫婦の生活を支える動物として登場していました。​
​​​​​​ その映画を見ながら、日本の、例えば、ボクが育った50年前の但馬地方の農村であれば、農家の玄関を入れば左側が牛小屋で右側が座敷であるような家の中で、一頭だけ飼われていた眼の大きな牛のことを思い出したのですが、前近代というか、一時代古い農耕社会の象徴的な存在で、いかにも、愚かなのですが、働き者で、夫婦から愛され、大切にされているロバでした。​​​​​​
​​​ この映画のイーオーくんは、それらとは少し違いました。彼はロバだけど、ロバではないという印象ですね。​​​
​​​​​​ トコトコと歩き続けるイーオーくんに映る人間たちの冷たい眼差し、敵意なのか友情なのか馬や牛たちの表情、異様に美しい夕日、飛沫をあげて落下する滝、渦巻く水流、流れの上の橋の真ん中に佇むイーオーくんをボーっと眺めているとエンド・ロールでした。​​​
​​​「入り込めなかったなあ・・・」​​​
 ため息をついて座り込んでいると、久しぶりに盛況だった客席の人たちが我勝ちに起ち上がり、出口の灯りが場内に差し込み始めました。​​
​​「ああ、こういうことなんだ。」​​
 ​​​​​​なんとなく、さみしい得心が浮かんできて、やっぱり、イーオーくん拍手!イエジー・スコリモフスキ監督拍手!だと思いました。
 まあ、それにしても、納得という気分ではありません。どうしてでしょうね(笑)。​​​​​​​​

監督 イエジー・スコリモフスキJerzy Sklimowski
脚本 エバ・ピアスコフスカ  イエジー・スコリモフスキ 
撮影 ミハウ・ディメク
編集 アグニェシュカ・グリンスカ
音楽 パベウ・ミキェティン
キャスト
サンドラ・ジマルスカ(カサンドラ)
ロレンツォ・ズルゾロ(ヴィトー)
マテウシュ・コシチュキェビチ(マテオ)
イザベル・ユペール(伯爵夫人)

2022年・88分・G・ポーランド・イタリア合作
原題「EO」
2023・05・10-no060]・シネ・リーブル神戸no184
​​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ

にほんブログ村 映画ブログへ






ゴジラブログ - にほんブログ村​​​​​​
​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​​
​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.07.15 23:42:49
コメント(0) | コメントを書く
[映画「シネリーブル神戸」でお昼寝] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X