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カテゴリ:映画 アメリカの監督
ジョン・カサヴェテス「オープニング・ナイト」元町映画館
さて、2023年、猛暑の8月も20日を過ぎました。ちっとも涼しくなりませんが、今日から元町映画館午前10時出勤の1週間が始まります。お目当ては「ジョン・カサヴェテス・レトロスペクティヴ リプリーズ」という6本立ての特集です。先週から始まっていましたが、今週は午前10時スタート、朝一番上映です。 ボクの初日は「オーニング・ナイト」という1977年の作品でした。ジーナ・ローランズという女優さんが、マートル・ゴードンという人気の舞台女優、まあ、スターですね、を演じていて、 「女優が年をとるとは?!」という、まあ、ボクにとっては「どうでもいいんじゃないの?」と言いたくなるような「問題(?)」をめぐって、延々と演じている映画でした(笑)。 実はボクは、彼女が何に悩んでいるのか、映画の後半になるまでわからないまま見ていました。だから、まあ、なにがなんだかわからないで見ていたのですが、これが案外面白かったんですね。 一つは、演劇の舞台を映画で撮っているところですね。演劇を映画で撮ったナショナルシアターライヴという企画が好きで、よく見るのですが、この映画は舞台の裏表を撮っていて、まあ、それがメインなのですが俳優の「人間」を描こうとしているわけです。 ボクには、舞台の裏表の進行が面白かったんですね。芝居の無茶苦茶になる様子とか、最後の、まあ、芝居としては、映画の中で原作者も言ってましたが、いい加減というか、セリフも筋も、アドリブといえば聞こえはいいですが、それでも舞台は続くというあたりは、 そんなんありかな? とは思うのですが結構面白かったですね。 さて、どうなるか? で、ドキドキして(ウソですけど)見ました。別に好きなタイプではないのですが、イヤ、案外好きかな?というジーナ・ローランズという女優さんはなかなかいいな!でした。 「女優と老い」 というテーマ(?)に気づいて、実は、なんだか図式かなという印象だったのですが、まあ、そこまでの監督のネバリがスゴイですね。やっぱり、続けて見そうです。 疲れました!(笑) 監督 ジョン・カサヴェテス 撮影 アル・ルーバン 美術 ブライアン・ライマン 編集 トム・コーンウェル 音楽 ボー・ハーウッド キャスト ジーナ・ローランズ(マートル・ゴードン:女優) ベン・ギャザラ(マニー・ビクター:演出家) ジョーン・ブロンデル(サラ:劇作家) ポール・スチュワート(デヴィッド:プロデューサー) ゾーラ・ランパート ジョン・カサベテス(モーリス:俳優) 1977年・144分・アメリカ 原題「Opening Night」 日本初公開1990年2月 2023・08・21・no106・元町映画館no196 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.21 11:22:25
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