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鶴見俊輔「身ぶりとしての抵抗」(河出文庫・鶴見俊輔コレクション2)その1 2024年のお正月です。「読書案内」とかいって、ブログとかに投稿し始めて8年くらいたちました。案内したい本は山のようにあるのですが、いったい自分が、ダレに向かって、どんな気持ちを伝えたくて、そういうことをやっているのか。まあ、自己満足でいいじゃないか。
オレはこんな本を読んだぞ、エライだろ! でいいじゃないか。そうは思うのですが、こうやって新しい年とかを迎えたりすると、やっぱり、 なにやってんだよ、あんた?! という気持ちが湧いてきたりするのですね。 結局、何をやっているんだかわかりませんが、今年も続けようと思います。 で、今回の案内は昨秋からの、まあ、個人的懸案事項、鶴見俊輔「身ぶりとしての抵抗」(河出文庫・鶴見俊輔コレクション2)です。 若い人のために、少し紹介すると、鶴見俊輔というのは2015年に93歳でなくなった哲学者です。まあ、ここから、もう、ご存知ではないかもしれませんが、「思想の科学」を主宰し、「べ平連」を牽引した(まあ、こういうふうにいうと、彼は怒らはるかもしれませんが)行動の人ですが、その思想の在り方は2000年くらいに出た「鶴見俊輔集」(全12巻・補巻5巻・筑摩書房)、90年代の半ばにまとめられた「鶴見俊輔座談」(全10巻・晶文社 )、2007年の「鶴見俊輔書評集成」(全3巻・みすず書房)という、三つの集成によって、おおよそ知ることができます。 もっとも、これだけの著作、対談の山ですから、よほどのもの好きでなければ、ちょっと覗いてみようかというわけにはいきません。しかし、日本の近代、あるいは戦後思想の核心を考えた人だという意味で、読まずに忘れてしまうのは、あまりにも惜しいという人物でもあります。 まあ、出版社の人だってそう考えているようで、「鶴見俊輔伝」(新潮社)を描いた黒川創が編集した「鶴見俊輔コレクション全4巻」(河出文庫)と、気鋭の編集者、松田哲夫が編集した「鶴見俊輔全漫画論・全2巻」(ちくま学芸文庫)という文庫による、ダイジェスト、集成があって、まあ、こっちは、 ちょっと手に取ってみようか?! が可能かもしれません。 というわけで、今回は「鶴見俊輔コレクション全4巻」(河出文庫)の中からコレクション2「身ぶりとしての抵抗」(河出文庫)の案内です。 ここまで、うだうだと書いて長くなったので、今回は、とりあえず目次の案内です。 目次 ネット上の書名検索ではわからない、初出一覧を書き込んでみました。内容についての案内は、おいおいということで、今後に期待(?)してくださいね。ということで、本日はこれで、バイバイ(笑)。
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最終更新日
2024.01.13 08:47:54
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