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カテゴリ:週刊マンガ便「コミック」
倉多江美「続お父さんは急がない」(小学館)
さて、「続 お父さんは急がない」(小学館)です。「正」・「続」2巻で完結した作品のようですね。「正」編が2000年の5月の新刊、こちらの「続」編は2003年の1月の新刊です。20年前のことで、マンガのあった書棚の主のピーチ姫は小学校の高学年だったはずですが、彼女が読んだのですかね? まあ、チッチキ夫人のお読みなったマンガも一緒に入っているようですからね、チョット、小学生が喜ぶには大人のマンガな気がしますね。 表紙カバーの折り返しにこんなコメントがあります。 「やっと『お父さんは・・・』の2冊目ができました。別にのんびりした性格ではないので、単なる怠け者かも。わたしってまだ漫画家なのかな、と思ってしまうこのごろ。ま~、それもまたよし。なんとか続編としてまとめてくださったことに感謝!倉多江美」当時、倉多江美さんは50代だったと思いますが、この作品で、本当にお描きにならなくなったのかなと思うと、なんだかしみじみしてしまいますね。 あたり前ですが、続編も娘の佐江子さん、息子の卓くん、お父さんとお母さんの四人家族のお話です。 第1章は「思索する人」でした。 これが、その章の始まりのページです。 思索する人の幸せは極めうるものを極め こたつで寝ているのがお父さん、勉強もしないで「名言集」か何か読んでいるのが、受験生の佐江子さんです。 で、次のページでも佐江子さんの「思索」は続きます。 棋士の記憶力はすごいものがあるというまあ、こういう日常です。そうそう、続編で、ようやくわかりました。お母さんのお名前は、結局、わかりませんでしたが、お父さんは相羽けん吉四段です。テレビの解説で紹介されていました。いいお年ですが、万年四段だそうです。ああ、これはお母さんが愚痴っていた言葉です。 それから、最終章の「あれから」は、数年後の後日談です。佐江子さんは無事志望の大学を出て、卓君は院生から、ホンモノのプロ棋士になって、若手のホープです。新しい登場人物が二人いて、新聞記者の稲葉さんとさおりちゃんという2歳くらいのオチビさんです。まあ、おわかりだと思いますが稲葉さんは佐江子さんの配偶者、さおりちゃんはお二人のお嬢さんです。もちろん、お父さんとお母さんは、おじいちゃんとおばあちゃんにはなりましたが、相変わらずですよ。 いやはや、本当にのんびり読めて、 何にも起こらないいいマンガ! 無事、完結しました。 「お父さんは急がない」の感想はこちらからどうぞ。題名をクリックしてみてくださいね(笑)。
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最終更新日
2024.02.21 01:06:30
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