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浦沢直樹「あさドラ 8」(小学館) 2024年5月のマンガ便に入っていました。浦沢直樹くんの「あさドラ」(小学館)の第8巻です。
第7巻が2022年の11月の発売でしたが、第8巻は2024年の1月の発売で、ホント、久しぶりですね。 浦沢くんも1960年生まれで、還暦を越えていらっしゃるわけで、お身体とか、いろいろあったのかもしれませんが、無事、ご復活のようでメデタシ、メデタシですね(笑) で、表紙を見るとアサちゃんのお顔が変わっていますね。ちょっと、オネーサンになられたようです。 読み終えてわかりました。7巻が1964年、東京オリンピックの年が舞台だったのですが、第8巻では、それから4年後、1968年になっていました。 そもそもこのマンガは1958年の伊勢湾台風が始まりで、その時に12歳だった浅田アサちゃんが、1964年には、当然、18歳で、なんと、飛行機乗りになっていて、問題の「アレ」と戦うという展開だったわけですが、みなさん、お忘れでしょうね(笑)。 というわけで、まず、8巻の人物紹介と目次です。 前半、第52話の「オーディション」から第54話「1964年の青春」あたりまでが、高校時代ですね。同級生のヨネちゃんの歌手デビューとか、ミヤコちゃんの女子プロレスの話です。で、55話「潮騒の踊子」くらいから1968年、22歳になったアサちゃんに新しい出会いがありますね。それがこのシーンです。 このシーンに登場してきたのがリバー・エスリッジという脱走したアメリカ兵です。そうです。お話は、東京オリンピックをへて、ベトナム戦争の時代に突入してきたというわけです。 伊勢湾台風、東京オリンピック、和製ポップ歌手、女子プロレス、そしてベトナム戦争です。 浦沢直樹くんは「戦後」の日本を生きた人たちの姿、だから、1946年生まれの少女を主人公に描いているとボクは思っているわけですが、アサちゃんより8歳年下のボクが、このマンガに強く惹かれているのはそのあたりなのですね。 脱走アメリカ兵とくれば、次はべ平連(ベトナムに平和を市民連合)なわけですが、そのあたり、どうなるのでしょうね。 「でな、このマンガ、アレはどうなったんかな?」 トラキチ君の言葉ですが、いや、ホント、このマンガのつかみはアレだったはずなんですが、どうなるんでしょうね。 まあ、なにはともあれアサちゃんはどんどん大人になるし、時代は70年代に突入となると、ほんと、目が離せませんね。
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最終更新日
2024.05.08 23:05:17
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