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佐藤真「エドワード・サイード OUT OF PLACE」シネリーブル神戸 2024年の5月の下旬から、ちょっとした病院通いと入院があって、月末に何とかして病院からのトンズラを考えたときには、さすがに、
「これを見るのは、やっぱり無理やろうな・・・」 とか思っていたのですが、出てきて映画館のスケジュールを見て、 「行くしかない!」 と、まあ、大げさですが決心して出かけた映画です。 「多分、これは、見て、ソンはないと思うよ!」 そんなふうに声をかけると、まあ、安静を指示された同居人が、退院早々、三宮くんだりまで映画を見に行こうとしてることに対する心配もあったのでしょう、本当なら、ここのところ哀れな結末が続いているだめトラ(笑)の応援でテレビにかじりつくつもりだったのを変更してのお付き合いで、同伴鑑賞と相成りました。 見たのは「暮らしの思想 佐藤真 RETOROSPECTIVE」の1本、「エドワード・サイード OUT OF PLACE」でした。 久しぶりに 見てよかった! あれこれ、いうのが気が引けるほど堪能しました(笑)。 「どう、よかった?」 エドワード・サイード、彼の家族、ダニエル・バレンボイム、出てきた人みんな、そして佐藤真と、撮影スタッフ、みなさんに拍手!でした。 帰ってきて、この作品を撮った監督の佐藤真が、この映画の2年後に自ら命を絶っていることを知って、言葉を失いました。彼も、もう、帰ってこれない場所に行ってしまっていたのですね。 ここ、二日、チッチキ夫人はバレンボイムのモーツァルトのCDをラジカセで聴いているようです。ボクは、部屋のどこにあるかわからないサイードの著作を探して、大わらわです。 監督 佐藤真 企画・制作 山上徹二郎 撮影 大津幸四郎 栗原朗 佐藤真 編集 秦岳志 助監督 ナジーブ・エルカシュ 屋山久美子 石田優子 ナレーション 宝亀克寿 テキスト朗読 山川建夫 キャスト マリアム・サイード ナジュラ・サイード ワディー・サイード ノーム・チョムスキー ダニエル・バレンボイム 2005年・137分・日本 2024・06・01・no073・シネリーブル神戸no246 追記2024・09・23 映画の中で聞こえていたのはシューベルトだったのですが、そのCDも見つかりました。チッチキ夫人はご機嫌です(笑)。 ボクは、パレスチナにとりつかれていて、サイードの「パレスチナとは何か」(岩波現代文庫)とか、ゴンティソーロの「パレスチナ日記」(みすず書房)とか、あっちこっち彷徨いながら読み直していますが、まあ、そのうち案内するつもりです。 今日、9月23日の読書案内で紹介しましたが、司修の「さようなら大江健三郎こんにちは」(鳥影社)に出逢ったのも刺激的でした。 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.25 10:07:04
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