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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.06.17
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​​「一遍上人遷化の地・真光寺」徘徊日記 
  2024年6月10日(月)和田岬あたり
​​​​​ 6月10日の徘徊の続きです。
 ジャカランダの花普照院からすぐでした。もっとも、自動車で運転手付きですから、どっち向きにすぐだったのか、ちっともわかりませんが、乗せていただいたHさんがおっしゃるには​​
「あんな、一遍上人って知ってるやろ。その人はな、ここでなくなりはってんや。そやから見といで。まだ昼には早いからな。」
​​​​​ ​で、下車するとザクロの木でした。​
​​​ すぐ隣に「一遍示寂之地」の石碑です。ついて降りて来たHさんが言いました。​​
「この示寂って、なんて読むんや。どういう意味や?」
「知らん、しじゃくかな。死んだいうことちゃうかな?」​​​
​ ​まあ、愚かしい会話をしていますが(笑)、「じじゃく」と読んで、立派なお坊さんが亡くなることですね。入滅とか​入寂、入定​とかと、同じような意味ですね(笑)。ちなみに、今日の徘徊の題にしている遷化も、「せんげ」と読んで、ほぼ同じ意味のようです。​
​​​​​​​​​​​​​​​​​で、その近くに「大檀林」と彫られたでかい碑です。
​「檀林は?」
「ああ、それは、多分、学校とか修業場やと思うで。」​
 ​そのようですね、ここは時宗の中心的なお寺の一つということですね。
​​ チャンとお寺一遍上人の由緒を書いた看板もありますが、素通りして境内です。​​
 ​Hさは、
「ほんなら行っといで。わし、駐禁取られたらいややから、車停めるとこ探すわ。」
​ ​​​​で、境内ですが、右手に鐘撞堂です。1995年の震災の跡での再建のようです。自由に鐘を撞いていいのかどうかわかりませんが、通り過ぎた後、後ろから来ていたはずの誰かが撞いたのでしょうか
​ゴーン・・・​​
​​ ​いい響きがして、
​​​​あれ???​​​​
​ と思って振り向くとチッチキ夫人が小走りで追い抜いて行きましたが、ほかには誰もいません。素早い動きでしたね(笑)。​​​​​​
 で、結構、広い境内で、右手は修業場とか、いや、阿弥陀堂でしょうか。
​右手の奥にお賽銭箱があって、なかなかの風情の面白い石仏さんが座っておられました。​​​​​​​​​
​ で、左手にあるのが一遍上人の五輪塔ですね。​
旅ころも  木の根 かやの根 いづくにか 身の捨られぬ 処あるべき
 ​​​こんな和歌というか、御詠歌というかがある人ですね。​鎌倉時代​、もともとは伊予の松山の人のようですが、この地でなくなったようですね。所謂、​​​​遊行聖​と呼ばれて、時宗の開祖ですね。​​​​​
​​​​​ で、この隣にあったのが、石塔でつくりあげられているピラミッドでした。上にも貼りましたがもう一枚ね。なかなか壮観でしたよ。​​​
 ​​​戦前には、ここに阿弥陀堂があったそうですが、多分、戦災で焼けてしまったのでしょうね、戦後になって、無縁供養のために建立された無縁如来塔だそうです。戦災の中で、多くの人が無縁仏として亡くなったわけですが、町中全部が焼けたこの地に、​​
​​​こんなピラミッドがあったとは!​​
​​​​​ と、心底驚きました。
 一番下には、こんなかわいらしい石仏さんたちが並んでいはりましたよ。​​​​​​

 隣には六人のお地蔵さんです。六地蔵というのだそうですが、お一人、お一人がちがう所作をなさっているのが面白いですね。
 最後に、本殿の前のデカい石灯篭です。
 なんか、これは、古そうです。戦災にも地震にもマケズニここにいたという感じがいいですよね(笑)
 さて、今日は、もう少し徘徊です。運転手付きの自動車徘徊は便利でいいですね(笑)。じゃあ、続きも覗いてね(笑)





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最終更新日  2024.06.19 23:56:42
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