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カテゴリ:映画「元町映画館」でお昼寝
カルロス・サウラ「壁は語る」元町映画館 ここのところ、なんとなく、ボンヤリ暮らしている毎日ですが、先週の土曜日に気を取り直して、元町映画館にやって来てみると、主演の役者さんのトークがあるとかで、
満員札止め! でした。ありえないことが起こったと啞然としましたが、他にあてもないし、仕方がないので元町ケーキを買って帰りました。 格別見たい映画というわけではありませんでしたが、月曜日の今日、雨も上がったので、土曜日のリベンジというか、ちょっと、意地になって来てみるとプログラムがかわっていました。 オーマイガー! 見ようと思っていたのは「東京カウボーイ」でしたが、その作品は朝の10時に変わっていて、やって来た、お昼の2時30分には、カルロス・サウラという、2023年に亡くなったらしい、スペインの監督の「壁は語る」というドキュメンタリーをやっていました。 仕方がないので見ましたが、これが、まあ、面白くて、納得して帰りました。こういうこともあるのですね(笑) 監督自身が、1万年以上も前に壁に描いた人たちを訪ねて、たとえば、まず、アルタミラとか、ラスコーとかの洞窟を訪ねたり、洞窟絵画ののレプリカを作っている人のところに行ったり、で、もう一つは、現代、今、この時に壁に絵を描いている人を訪ねて、インタビューするというか、話し合うというかのシーンを組み合わせて映画にしているのですが、1万年以上の時を隔てて、 その壁が語っていることは何なのか? ということをさぐろうとしたドキュメントでした。 コンピュータ用語に、タグ付けという言葉があります。よくわかりませんが、多分、元々は「荷札」のことだと思うのですが、 壁に描く人たちは絵のどこかにタグをつけしている! という話が、ボクには面白かったですね。 壁に手をかざして、スプレーすれば、手形だけが白く残りますが、あの作業を、現在の壁描きアーティストたちも、1万年前の洞窟アーティストたちもやっているらしくて、洞窟絵画の中に手形が映し出された時には、 「おー!」 でしたね(笑)。 いつだったか見た、バンクシーという人のドキュメンタリーも面白かったのですが、今回の映画に出てくる、現代の壁絵の制作過程も面白かったですね。 監督とアーティストのおしゃべりも刺激的で、おもしろかったのですが、この監督も亡くなったんですね。ザンネンです。 偶然見た映画でしたが、拍手!でした。 実は、この映画、カルロス・サウラという監督の 「VIVA SAURA!」という追悼特集の1本だったのですね。もう1本が「情熱の王国」という作品で、先週、元町映画館で掛かっていたらしいのですが、見損ねましたね。また、どこかで見られタライイナという、この映画の感触でした(笑)。 監督 カルロス・サウラ 脚本 カルロス・サウラ ホセ・モリーリャス 撮影 フアナ・ヒメネス リタ・ノリエガ 編集 バネッサ・マリンベル 音楽 アルフォンソ・G・アギラル キャスト カルロス・サウラ ミケル・バルセロ ペドロ・サウラ ホセ・ルイス・アルスアガ ロベルト・オンタニョン 2022年・75分・スペイン 原題「Las paredes hablan」 2024・06・24・no079・元町映画館no247 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.28 12:35:40
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