五味太郎「そういうことなんだ。」(青春出版社) 市民図書館の棚を眺めながらウロウロすることが時々あります。で、著者の名前に惹かれて手に取ったのがこの本です。
五味太郎「そういうことなんだ。」(青春出版社)
1997年の新刊らしいですから、まあ、古い絵本です。50問だか、51問だかの問いに五味太郎さんが絵と言葉でお答えになっている仕組みです。
ちょっと、まあ、経験者としては見逃せないのがこのページ。結婚(けっこん)するということ
二人の固(かた)い約束(やくそく)というやつにいまひとつ確信(かくしん)がもてないので、ここはひとつ法的(ほうてき)な確実(かくじつ)さをもってその確信を、確(かく)たるものにしようではないか、ということです。で、その実際の内容については(註)法律といえどもほとんど規定(きてい)していませんので、あとは強いほうがいかにも内なる法律という気合(きあい)でとりしきることになります。五分五分(ごぶごぶ)の場合(ばあい)でも、いちおうルールは決めておこうね、なんてことになり、いずれにしても「法の下(もと)」にあります。
(註)靴下はどちらが洗うか、とか○○の場合どちらがうえになるかなどといったこと。(○○は引用者伏字)
まあ、こんな感じです。ジージは喜びそうな絵本ですが、まあ、難しそうな漢字には全部ルビがふってはあるのですが、オチビさんたちに「はいどうぞ!」
というべきどうか、ちょっと悩みます(笑)。
ついでなので、もう一つ。こちらは、人間性の根源を見据えた話。
嘘をつくということ
人間(にんげん)、真実(しんじつ)を述(の)べることが普通(ふつう)だ、と思っている頭(あたま)の悪(わる)さは問題(もんだい)です。君(きみ)は世界一(せかいいち)美(うつく)しい、わけねーだろ。君を一生(いっしょう)愛(あい)し続(つづ)ける、保証(ほしょう)はねーだろ。妻(つま)と別(わか)れて君と暮(く)らす、かどーかわかるわけねーだろ。ちょっと考(かんが)える頭があれば、すぐにわかることです。で、そんなもんだと気楽(きらく)にやっていると、たまにとんでもない真実というのに襲(おそ)われてビックリし、うろたえることがあるわけです。
ウーン、たまに襲いかかってくる真実って、どういうのをいうのでしょうかね。まあ、それにしても、オチビさんたちへの「はい、どうぞ!」
は、やっぱりムリですね(笑)。
追記
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