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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.09.11
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ゲイソン・サバット「ドライビング・バニー」神戸シネマ
​​​​​​​​​​​ 久しぶりのシネマ神戸でした。2本立て1本は、実に元気のいい刑事さんが大活躍の韓国映画「犯罪都市 NO WAY OUT」でしたが、2本目ムショ帰りのおばちゃん姪っ子ニュージ-ランド製ロードムービー「ドライビング・バニー」でした。見ていて、
​​これは、きっと、女性の監督だな・・・​​
 ​と思いましたが、監督ゲイソン・サバットという、タイ出身の女性で、ニュージーランドで仕事をしている方だそうです。​​​​​​​​​​​
 で、映画ですが、納得でした(笑)。
​​​​​​​ 原題「The Justice of Bunny King」ですから、「バーニー・キングの正義」ですよね。邦題ドライビング・バーニーバーニーが、本名バーニー・キングさんです。​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​ 年齢40歳くらいで、故殺か過失かは定かでありませんが、夫殺し、服役して出所してきたものの、交差点に停車する自動車の窓拭きをして小銭をせびるのが、一応、「仕事」です。住所は、最近、再婚したらしい妹の家に居候です。子供が、ルーベンという小学生くらいのしっかりした男の子と、シャインという足が不自由らしい、幼稚園くらいのかわいらしい女の子と、二人いますが、ムショ帰り、住所不定、無職というわけで親権を停止され、子供たちと会うこともままならない女性です。​​​​​​​​​​​​​​
​​ 彼女の夢は子供たちと暮らすことですが、子供を保護(?)している行政の要求は
​「まっとうな暮らし」​
​ です。​​
​​​ で、彼女まっとうな暮らしのために、結構、懸命なのですが、ここぞっていうところで邪魔が入っちゃうんですよね。邪魔するのが「The Justice」です。​​​
​​​​ 見ちゃうんですよ。妹の夫のビーバンが、義理の娘トーニャに言い寄るところを。そういえば、​娘のシャイン​に対する夫の虐待の話も、ちらっと出てきますね。そこは、許せないんですよね。彼女の中で​「The Justice」がムクムク頭をもたげてきて、もうどうにもならないんです。​​​
​​​ で、結局、トーニャと二人で、子供探しの旅です。
 とどのつまりは、人質騒ぎになって、撃たれちゃうのですけど、何とか、命だけは失わずにすんでホッとしたのですが、この映画の中で、バーニーは、なんか悪いことをしたんですかね?​​​

​​​​​​​​ 彼女は、人として最低限、これだけはっていう
The Justiceを生きているだけ
 なのじゃないですかね。
 もう1本の韓国の映画では、
​そこまでやるか!?​
​ と笑いながら、みんなが拍手するところまで暴れまわるマ・ソクト刑事を支えていたものと、最後はよってたかって銃で撃たれちゃうバーニー・キングの中にあるものはどこが違うんですかね。​​​​​​​
​​​​​ 後先考えず頑張っているバーニーにも、それって変でしょに気づいてThe Justiceのイバラの道を選びつつあるトーニャにも拍手!でしたね。​​​​​

監督・原案 ゲイソン・サバット
原案・脚本 グレゴリー・デビッド・キング ソフィー・ヘンダーソン
撮影 ジニー・ローン
編集 クシュラ・ディロン
音楽 カール・スティーブン
キャスト
エシー・デイビス(バニー・キング)
トーマシン・マッケンジー(トーニャ)
エロール・シャンド(ビーバン)
トニ・ポッター(グレース)
シャナ・タン(アイリン)
2021年・100分・G・ニュージーランド
原題「The Justice of Bunny King」
2024・09・04・no115・神戸シネマno13





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追記
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最終更新日  2024.09.13 11:42:28
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