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カテゴリ:映画「Cinema Kobe」でお昼寝
ゲイソン・サバット「ドライビング・バニー」神戸シネマ 久しぶりのシネマ神戸でした。2本立ての1本は、実に元気のいい刑事さんが大活躍の韓国映画「犯罪都市 NO WAY OUT」でしたが、2本目はムショ帰りのおばちゃんと姪っ子のニュージ-ランド製ロードムービー「ドライビング・バニー」でした。見ていて、
これは、きっと、女性の監督だな・・・と思いましたが、監督はゲイソン・サバットという、タイ出身の女性で、ニュージーランドで仕事をしている方だそうです。 で、映画ですが、納得でした(笑)。 原題は「The Justice of Bunny King」ですから、「バーニー・キングの正義」ですよね。邦題のドライビング・バーニーのバーニーが、本名バーニー・キングさんです。 年齢は40歳くらいで、故殺か過失かは定かでありませんが、夫殺し、服役して出所してきたものの、交差点に停車する自動車の窓拭きをして小銭をせびるのが、一応、「仕事」です。住所は、最近、再婚したらしい妹の家に居候です。子供が、ルーベンという小学生くらいのしっかりした男の子と、シャインという足が不自由らしい、幼稚園くらいのかわいらしい女の子と、二人いますが、ムショ帰り、住所不定、無職というわけで親権を停止され、子供たちと会うこともままならない女性です。 彼女の夢は子供たちと暮らすことですが、子供を保護(?)している行政の要求は 「まっとうな暮らし」 です。 で、彼女はまっとうな暮らしのために、結構、懸命なのですが、ここぞっていうところで邪魔が入っちゃうんですよね。邪魔するのが「The Justice」です。 見ちゃうんですよ。妹の夫のビーバンが、義理の娘トーニャに言い寄るところを。そういえば、娘のシャインに対する夫の虐待の話も、ちらっと出てきますね。そこは、許せないんですよね。彼女の中で「The Justice」がムクムク頭をもたげてきて、もうどうにもならないんです。 で、結局、トーニャと二人で、子供探しの旅です。 とどのつまりは、人質騒ぎになって、撃たれちゃうのですけど、何とか、命だけは失わずにすんでホッとしたのですが、この映画の中で、バーニーは、なんか悪いことをしたんですかね? 彼女は、人として最低限、これだけはっていう The Justiceを生きているだけ なのじゃないですかね。 もう1本の韓国の映画では、 そこまでやるか!? と笑いながら、みんなが拍手するところまで暴れまわるマ・ソクト刑事を支えていたものと、最後はよってたかって銃で撃たれちゃうバーニー・キングの中にあるものはどこが違うんですかね。 後先考えず頑張っているバーニーにも、それって変でしょに気づいてThe Justiceのイバラの道を選びつつあるトーニャにも拍手!でしたね。 監督・原案 ゲイソン・サバット 原案・脚本 グレゴリー・デビッド・キング ソフィー・ヘンダーソン 撮影 ジニー・ローン 編集 クシュラ・ディロン 音楽 カール・スティーブン キャスト エシー・デイビス(バニー・キング) トーマシン・マッケンジー(トーニャ) エロール・シャンド(ビーバン) トニ・ポッター(グレース) シャナ・タン(アイリン) 2021年・100分・G・ニュージーランド 原題「The Justice of Bunny King」 2024・09・04・no115・神戸シネマno13 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑) ( お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.13 11:42:28
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