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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.09.16
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​​朝倉裕子「雷がなっている」(編集工房ノア)
 70歳の女性が90歳の母との別れを「母の眉」という1冊の詩集にまとめられた朝倉裕子さんの新しいというか、同じ時期にお書きになったらしい詩を集めた「雷がなっている」(編集工房ノア)という詩集を読んでいて、
​​​あっ!?​​​
​ と驚いたにであいました。
​ぼくのこと君にどうみえるのか
川端の道を歩いていると
後ろからゆっくりと自転車が追い越していった
薄ピンクのTシャツに黒いキャップ帽
背中の襟首あたり
How Do I Look?
小さな文字を背負っている
昔 若いフォーク歌手が歌っていた
 ぼくのこと君にどうみえるのか
 今夜泊まるところもないんだと思うのか
 腹が減って死にそうなんだと思うのか
 淋しくって気が狂いそうなんだと思うのか

猫背のおじさん
子どもからみればおじいさん
急ぎの用にはみえない
いつもの喫茶店の遅いモーニングサービスを食べに行くのか
図書館の雑誌コーナーへ行くのか
その先のショッピングセンターのソファで本でも読むのか
賢い奥さんに夕方まで帰らないように言われているのか
夕方には洗濯物を取り込むように言われているのか
それとも
小犬の散歩

自転車はゆったりと先をゆく
なれた様子は
明日も自転車に乗っているのだろう
柳がゆれる
梅雨の晴れ間に風が吹き抜けて
なんだかしあわせそう
How Do I Look?
Tシャツは誰が買ったのだろう
​ ​​​詩のなかに出てくる若いフォーク歌手は、友部正人ですね。彼には、同じ題の歌があります。たしか、発売禁止になった「どうして旅に出なかったんだ」というLPに入っていた歌でこんな歌です。​​​​​
​​ぼくのこと君にはどう見えるのか  友部正人​
たとえばぼくが道路の上を歩いている時
今夜泊まるところもないんだと思うのか
たった今彼女と別れてきたところだと思うのか
寂しくって気が狂いそうなんだと思うのか
今日も何も書けなかった漫画家みたいだと思うのか
声のでなくなった歌手みたいだと思うのか

ぼくのこと君にはどう見えるのか
たとえばぼくがこの町を出ていく時
氷が折れたんだと思うのか
手紙が来たんだと思うのか
糸が切れたんだと思うのか
季節がきたんだと思うのか
ぼくのつばさが見えたのか
また帰ってくると思うのか

夜更けの新宿中央公園を歩いていたら
「にいさん 寂しそうだね」って
2人づれのこじきに声かけられた
行くあてもなさそうに見えたのか
それとも今にもなにかしそうに見えたのか
2人づれのこじきはほろ酔い心地
石油かんをたたきながら歩いて行った
小高い丘の上から新宿の灯を見ていたんだ
するとなんとなく
「にいさん しあわせそうだね」って
言われたような気がしたんだ
 ​「ぼく」「にいさん 寂しそうだね」と声をかけられたのであって、「にいさん しあわせそうだね」っていわれたわけではありません。詩人「なんだかしあわせそう」と思いながら、自転車の老人の後ろ姿を見ていらっしゃるようです。
 阪急の駅の名前が、まだ「西灘」だったころ、水道筋の近くにあった6畳のボクの下宿の部屋に勝手に上がり込んで、電気もつけずに友部正人のLPを繰り返し聞いていた友人がいました。1976年のことです。あれから50年ほどもたったんですね。
 詩の題名を見て、すぐに気付きました。で、詩を繰り返し読み直しながら、あの頃、朝倉さんも、どこかで、
​「今度、きみにいつ会える?」​​
​​とか口ずさんでいらっしゃったんじゃないだろうかと、新しい友達を見つけたような嬉しい気持ちになった詩でした。
 退職されて、10数年、詩を書き続けていらっしゃる詩人の、おそらく、散歩の途中とかなのでしょうね、ふと浮かんできているのであろう記憶が、読んでいるボクをあのころへと連れ戻していきながら、
​​​「ああ、ほかにも聴いていた人がいたんだ!」​​​
 ​という、まあ、あたり前といえばあたり前のことなのですが、なんだか嬉しい発見というか、記憶への共感をしみじみと感じた詩でした。こういうこともあるのですね(笑)。
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​​​​​​​​​​​​​​​​​ 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​
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最終更新日  2024.09.16 01:26:55
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