着物あそび

　加島祥造の『求めない』という本が、新聞に載ったとき、あ、これは売れると直感的に思いました。
　相田みつをさんの詞もそうですが、みなさん心が疲れていて癒されることをそれこそ求めているからでしょう。

　加島さんは全く求めないということを言っているのではなく、必要以上に求めないと、心が楽になるといっているのです。

　着物を求めてきた私は「ドキッ」ですが、最近求めていませんので、大丈夫。もともと物欲はないほうですので……。

　でも、物欲だけが人間の欲ではないですね。夫や妻にあるいは親、子どもに求めてしまう人が大勢いると思います。またもっとよりよく生きたいというのも、よい欲だからいいかというとそうではありません。そのために苦しむことになるならおろかしいことです。

　今日はもしかすると午後病院になるかもしれません。結婚式からの無理がたたって睡眠のバランスが崩れそうだから、医者と相談します。着物を着て行こうかなと思いますが、だしてある米琉紬と半幅帯なら楽なのでそれにしようかなと思案中。

　デジカメは夫が持っていったのでありません。私のデシカメ買いたい。ああ、また求める私。

　そうだ、黒の銘仙（すずさん仕立て）とその裏にあわせた杏色の半幅帯（娘が買ってくれました）にしようかしら。もつべきは娘。感謝感謝です。