着物あそび

　私が５月に出した『死なないで』（大月書店１５７５円）の出版記念パーティを開きました。この本について、着物の方たちにオープンにするかどうか、迷って今日まできました。

　というのは、心の病についての偏見は根強いからです。

　私は一昨年、３ヶ月入院しましたが、退院後は予防治療を続け、毎日元気に暮らしております。気をつけているのはスケジュールをつめすぎて疲れないことです。元々行動派ですので、つい動きすぎてしまうのをセーブしながら、日々を過ごしています。

　私の病名は双極性２型障害（新しい躁鬱）です。長いあいだうつ病といわれ、薬を飲んできたので、納得できませんでした。もともと躁鬱気味の性格（誰だって上がり下がりはありますよね）だったのが、何かをきっかけにバランスを崩したというのがセカンドオピニオンの医師の説明です。

　現在は薬を飲みつつも「ふつう」の生活を送っています。いまの医者に「先生、私のいまの状態は？」と聞くと「ふつう」という答えが返ってきました。少しずつ減薬していくといわれています。但し、全部薬をなくすことができるかどうかは、神のみぞ知るです。

　私は、死んでいたかもしれない状況から、元気に動き回れるようになったことに感謝しています。心配かけた家族にも感謝しています。

　そして同じような病のうつ病の人々、躁うつの人々の役に立つことをして、一生を終えるつもりです。但し、楽しく生きたいので、大好きな着物、ピクニック・ハイキングなど、楽しんでおります。これからもよろしくお願いいたします。

ブログの着物仲間の写真は撮ることができませんでした。ＣＬＣＡ関係のＳさん、子どもたちのお能の装束着付けはベテラン、Ｈさん、近所のおばさんに習って着物デビュー、陰で力を発揮するＯさんは、若いときの着物でいいよねと。（パーティですので明るいほうがいいです）。そして私。きちっと着ましたら、最後まで着くずれなし。