着物あそび

　ほとんどの着物と帯に目をとおしたら、薄い色の着物が少ないことに気がつきました。空美さんの着物として売っていたベージュの大島はいま、ハサミで切ってしまって医者（三鈴）にかかっています。全部ほどいて洗って、仕立てなおしです。

　夫が帰ってきたら写真を撮ってもらおうと、割烹着をして家事や縫い物をしていたのです。後悔しても始まりません。どれだけ費用がかかっても、気に入っているので直します。こんなおっちょこちょいをするのは、日本広しといえど私くらいでしょう。笑えないけど笑うしかありません。

　重要文化財の結城紬の反物がふってきたので買う必要がなくなりました。三越、伊勢丹を利用していた方が残したものですので、悪いものではないようです。それを買ったと思えば、気が楽になります。

　雨コートの仮縫いは三鈴の歳末セールの初日に行くことに決めました。せっかくですので目の保養をするつもりです。その日薄い明るい色系の反物が半額になっていたら、買ってしまうかもしれません。

　できるだけ物欲を抑えているのですが、着物全体を整理しての結果ですので、いいものがあるよう願っています。

　でも、反物だけでは着物になりません。胴裏、八掛け、仕立て代となると、けっこうな値段になります。着物でもなんでも出会いですから、なりゆきに任せましょう。