農的生活主義(アグラリアニズム)と豊かさと
農業を営む傍ら、詩人・小説家・哲学者として環境保全のメッセージを発信するアメリカのウェンデル・ベリーさん。加藤貞通さん訳のエッセイ集『ウェンデル・ベリ-の環境思想~農的生活者からのメッセ-ジ~』を版元である昭和堂の編集者・松井久見子さんが献本くださいました。ベリーさんは大量生産・大量廃棄の生活様式を捨て環境と調和して生きる農的生活主義(アグラリアニズム)を提唱されています。農的生活主義(アグラリアニズム)とは何か。この春はゆっくり味わいたく思います。農と詩と哲学と。ぼくはここに関心があるようです。また、海外の半農半詩人についての研究もすてきなテーマになりそうと思いました。松井さん、すてきな本をありがとうございました!半農半X研究に役立てます!献本といえば、なんとナマケモノ倶楽部世話人で文化人類学者の辻信一さんの新著『幸せって、なんだっけ~「豊かさ」の幻想を超えて~』(ソフトバンク新書・2008年3月刊)が今日、届きました・・・。ブータンのGNH(国民総幸福)のこと、サテッシュ・クマールさんの「3つのS」(soil,society,soul)のことなど、書かれています。帯には歌手の加藤登紀子さんのなんでこんなに生きにくいの?その謎が解けたね!!ということば。謎が解けたら、みんなに伝える。これですね。ウェンデル・ベリーさんと辻信一さんの本が届いたのも意味のあることのようです。辻さん、尊い贈り物をありがとうございました!静岡、神奈川方面は桜もほぼ満開で暖かかったのですが、綾部の桜はまだ先で、今朝は特に冷え込んだ綾部でした。4月1日ということで夜、自治会の組長役をお隣の30代に引き継ぎ。晴れて、自由の身です・・・。携帯端末に入力したインスピレーションワードメモを死蔵せず、公開するとどうなるかというミニ社会実験「メモ銀行」。メモ銀行はインスピレーションのための財を蓄える金利なし、出入金自由のバンクです。自分をいつの日かセルフインスパイアするために。そして、誰かのインスピレーションツールとなるために・・・。以下は最新の「メモ銀行」その103です(敬称略)。●再生WM●a hundred poems(葉山)●モノ×サービス×農×エックス●プロジェクトの最終ゴールがどこにあるのかを明確に●新しい業界地図は一人ひとりが作る●ビジョン、ミッション、商材●定年のない仕事でいつまでも働きたい×定年後という概念のない時代●ニーズ整理シート●『葉山のこみち』×『coya』×100の詩集●エンジンのない車(まず、そのエンジンを探してください)●強い思い(ミッションやビジョン)×付加価値 (優位性、独自性、クオリティ、信頼性)× 強み(知識、スキル、ノウハウ、経験、ネットワーク)●ロハスビジネスでは「オーセンティック(本物)」であることが重視されます●自らのミッションを文章化(ミッションステートメント)●『言葉を撮る』●「エコ」を地域ブランドに●エネルギーのこと、環境問題、戦争や平和の問題、 大きくてどうしてよいかわからないことが多いけれど、 こうして道を開いてくれる人がいてとても感謝しています●インスパイア、ミッション、天職、エックス、種、33・・・●影響を受けた2冊(『スモール・イズ・ビューティフル』、 『複合汚染』)大地を守る会・藤田和芳●世の中が後からついてきたのです以上●半農半Xをお話しする予定(2008) ・04月12日~13日(綾部) 半農半Xデザインスクール ・05月24日~25日(綾部) 半農半Xデザインスクール ・05月31日(東京・池袋) 新しい公共と市民自治研究会 ・05月31日(東京・池袋) ・06月01日(東京・銀座) 半農半Xカレッジ東京@銀座吉水 ・06月13日(北海道・札幌) ・06月14日~15日(北海道・?湖) ・06月21日~22日(綾部) 半農半Xデザインスクール など●綾部里山交流大学(交流デザイン学科) 08年度受講生募集・スタンダードコース(9月・11月・2月 2泊3日×3回)・マスターコース(6月=地域資源学 by 竹田純一さん、7月=感性学 by 宇根豊さん)里山ねっと・あやべのホームページ「トピックス」をご覧ください。 里山ねっと・あやべ●訪問くださったみなさまへの 今日のお土産(エックス・ミッション系)のことば・・・あなたの持てるものすべてに、あなたの受けとるものすべてに、あなたが将来受けとるものすべて、感謝しなさい。感謝することは人生に対する前向きな態度だからです。感謝する気持そのものが、あなたに最高のものをもたらします。(アイリーン・キャディ)●今日のインスピレーションワード(キーワード、コンセプト、キャッチフレーズ…)・・・十牛図入門~「新しい自分」への道~仏教学者・横山紘一さんの著書名(幻冬舎新書)人生とは、逃げた牛を探すことだった。来年は丑年だから、また十牛図は使えそうです。そういえば、先の丑年(1997)のとき、十牛図を使いました。あれから12年・・・。悟りを得るための禅の入門図として室町時代から親しまれてきたそうです。訪問くださり、尊尊我無です。今日も明日もすてきな1日でありますように。───────────────────────────【ニューコンセプト&スローレボリューション】半農半X研究所 塩見 直紀(京都・綾部) 2008.04.01「X」=mission, calling, lifework, dream, social collaboration...───────────────────────────*塩見直紀ホームページ