最も答えに近いと思われる答え。
何も実行しないことが大きなリスクとなる今日、いつまでも選択肢を拡げる情報収集を続け、意思決定のタイミングを遅らせるわけにはいかない。ボストンコンサルティング・グループ、内田和成さんの『仮説思考~BGC流 問題発見・解決の発想法』(東洋経済新報社・2006)にあることばです。半農半Xの場合は小さな農と天職に絞っているのでそんな拡大志向にはならないような気がしています。情報収集より、よい仮説の保有。なかなかよい本でした。「半農半Xデザインブック(1)」にぼくが書いたことの公開。昨日から、ワーク2の「自分AtoZ」を書いています。以下は塩見直紀(半農半X研究所)AtoZです(中編)。H・・・半農半著(半農半Xの原点です)星川淳さん(1994年に屋久島に行き、お出会いさせていただきました)ひなこ(いま小5です)畑(我が家で畑の名前は地名である「的場」と呼んでいます)ハイセンス(フェリシモの旧社名 入社時はこの社名で、 入社年である89年に社名変更されました)M.Hさん(この方のもとにいたから、いまのぼくがあるのです と思っている会社時代の大先輩です。たくさんのことを教わりました)北海道(まだ5度ほどしか旅していませんが、いいですね!)I・・・石川光男先生(『生命思考~ニューサイエンスと東洋思想の融合~』『自然に学ぶ共創思考』著者。企業時代、謦咳に接し、影響を受けました)一筆啓上賞(本を出す前の2002年、第10回のとき、投稿したら、 授賞式で福井・丸岡町へ行くことに。応募するって大事ですね)インスパイア(ぼくがいちばん使う英語の1つ)インスピレーション(これもそうですね)伊勢(第2の故郷です)イロコイ族(7世代後という考え方、思想に影響を受けました)昆虫(子どものころは昆虫少年でした)今森光彦さん(里山の写真家。30代の前半、講演を拝聴し、 インスパイアされました。本『里山の少年』などもそのころ、拝読)田舎暮らしツアー(里山ねっと・あやべのスタッフとなり、2001年に 企画したものです。また企画してみたいです)石(河原でも海岸でも拾ってしまいます)J・・・情報発信(アウトプット&シェアが大事です!)自転車少年(子どものころはほんとうによく乗りました)K・・・教育・教師(父が教員だったので、教育性というものが自分のテーマの 1つのように感じています)公子(90年に結婚したつれあいの名前です。大学の同級生です)加藤哲夫さん(カタツムリ社という出版社を仙台でされていた頃から、 影響を受けてきました)環境問題(天職問題と並び、21世紀の2大問題と思っています。 20代の大きなテーマでした)鍛冶屋町(ぼくが住んでいる村の名前です。鍛冶屋さんはいまはないのですが、 その昔、刀鍛冶がいたといいます。定国という地名が残っています)クワガタ・カブト(昆虫少年でしたので)金子由香利(シャンソン歌手が好きでした。コンサートで泣いたことも 笑)機会開発者(影響を受けた本です。プロシュマーと同じくらいよいコンセプトです)後世への最大遺物(岩波文庫から出ている内村鑑三さんの講演録。1894年の 講演なのですが、内村さんは当時33歳。この本との出合いは大きく、 ぼくの背中を「GO!」と押してくれたのです)研究所(あこがれがあるのでしょうか。小さな研究所を研究する 「研究所★研究所」というブログを開設しています)川口由一さん(自然農の提唱者ですね。奈良のご自宅でお話をうかがったことや 会社の新人教育で講演をしていただいたことも。1992年頃かな)起(起とは己が走ることだそうです)国語(中学・高校の国語科、社会科の教員免許をとっています)ことば・キーワード(気になるものですし、自分で創っていきたいと思っています。 忘れられないものを創ることを心がけています。携帯してもらえることばです)紙(これとペンがあればしあわせです)小枝(人のカタチの木をテーマに撮っています。名づけて「木人」)桐タンス(女の子が生まれたら、桐の木を植え、嫁ぐとき、 タンスにするという発想が好きです)小舟力(各自が自分の舟に名前をつけ、船長となり、それぞれの 渡航先=ミッション、ビジョンに向かうことが大事だと思っています)海図(これを持っているか。大事ですね)カメラ(中学の頃から昆虫のマクロ写真が好きでした。その名残がありますね。高校は写真部に。大学~企業時代は撮らなくなり、子どもの誕生で再び撮るようになりました。田舎のほうがぼくは撮れるようです)L・・・Plain Living, High Thinking(ワーズワースのことばだそうです。簡素な暮らし、大事ですね)Love & Peace(A&Bという組み合わせのチカラに関心を もつようになりました。最強の組み合わせですね)M・・・母(42歳で帰天。もうその年齢を超えてしまいました)元伊勢(お隣の福知山市大江町にある外宮、内宮のある古い神社です。 初詣によく行きました。ぜひ一度参拝してみてください)モモの家(92年ころからかかわるようになったぎのりえさんのNPOです。 最初のかかわりは『覚醒のネットワーク』の上田紀行さんの講演会から)メッセージ(社会がよりよく変わっていくためにもとっても大事な武器ですね)未来食(大谷ゆみこさんの穀菜食の初期の名前。つれあいは東京に通い、 学ばせていただきました。ぼくもサバイバルコースを受講しました)村のひかりカフェ(村の古老の知恵を聴き書きすることをおこなっています。 それを名づけて、こう呼んでいます。急がないといけませんね)メモ(ひらめきは敬意をもってメモしないといけません。カフェではコースターに)N・・・農(農業ではなく、農ということばが当たり前になってきましたね)農的感性(40代のテーマの1つです。これを伝え、育むことを していきたいと思っています)二度とない人生だから(坂村真民さんの詩。半農半Xのこころをあらわした名詩です)ノート(やはり書くことは大事です。頭にあることを視覚言語化することです)ノブレス・オブリージュ(富める日本に大事なこと。20代に影響を受けたことばです)直島(香川県の現代アートの最先端な場所です。また旅したいところです。 ひなことつれは2度行っています)西岡文彦先生(伝統版画家で編集者、いまは芸大で教鞭をとっておられます。 企業時代、研修で大事なことを教わってきました)ネーミング(行動が変わるためにも大事な武器ですね)7世代(イロコイ族のキーワード。1世代30年なら210年先です!)永井奨励賞(昨年いただいた綾部市の賞です。ケーヨー創業者・ 永井幸喜さんにちなんでいます)日本カメラ(高1のとき、入賞したのがこのカメラ雑誌でした。作品でお金をいただいたのは初めてでした。いろんな意味での原点です)O・・・大谷ゆみこさん(つれあいはとくにたくさんのことを教わってきました。 京都で大谷さんの講演会と料理教室を主催したことも)大本教(ぼくも信徒ではないのですが、市民は大本さんと身近/存在です。現代宗教にもいまだ影響を与えているといいます)P・・・ペン(これがないとひらめきを書きとめられません。必携です)詩(詩人ってすごいですね。半農半Xな詩を100集め、詩集にする計画です)ポストスクール(99年に綾部に帰ってはじめたのが、「ポストスクール」という)ことばを贈る事業でした。「inspire365」はその後継版ですね)Q・・・Quiet Time(静かな時間って大事ですね。朝3時からの静寂な 3時間はいいですよ)R・・・レボリューション(加藤登紀子さんの歌。ぼくの座右の曲です。まだの人はぜひ。これを紅白で歌ってほしいです)羅針盤(コンセプトもそれになります。いまという大海原には必携で半農半Xも羅針盤コンセプトになれたらうれしいです)ラジオ(10代はよく聞きました。ラジオ深夜便で半農半Xのことを語る。夢ですね。笑)六花(釧路の茅沼という駅近くにあるペンション。影響を受けたところです)以上 中編でした。全部挙げるとなかなか大変ですね。次はまた多い「S」。Sはなぜ多いのだろう。携帯端末に入力したインスピレーションワードメモを死蔵せず、公開するとどうなるのだろうというミニ社会実験「メモ銀行」。メモ銀行は「インスピレーション財」を蓄える金利なし、出入金自由のミッションサポート系の思索バンクです。自分のセルフインスパイアのために、そして、誰かのインスピレーションツールとなるために。以下は最新の「メモ銀行」その244です(敬称略)。●ワードフォーソーシャルイノベーション●「“た・ね”として生きるとOK」という仮説●何も実行しないことが大きなリスクになる今日、 いつまでも選択肢を拡げる情報収集を続け、 意思決定のタイミングを遅らせるわけにはいかない。●少ない情報で答えを出してしまうというと、 一見常識への挑戦にも見えるが、この思考法こそが、 実はビジネスを成功させる上での王道というべきものである。 (内田和成著『仮説思考』東洋経済新報社、2006)●半農半Xという仮説●仮説とは=「まだ証明はしていないが、最も答えに近い と思われる答え」である。答えといっても、それが問題の場合もあれば、 解決策の場合もある。●現時点で「最も答えに近い」と 思われる答え、現時点で「最も答えに近い」と思われる言葉(仮言語化力)●仕事の速い人は限られた情報をベースに、 人より早くかつ正確に問題点を発見でき、かつ解決策に つなげることのできる思考法を身につけている●仮説をもつ段階が早ければ早いほど、仕事はスムーズに進む。●実は仕事ができる人は、人より答えを出すのが早いのである。●早い段階で仮説をもてばうまくいく●仮説とは、情報収集の途中や分析作業以前にもつ「仮の答え」のことである。以上●エックス発見と未来をデザインするための11個のワーク掲載の→半農半Xデザインブック「翼と根っこと」内容見本ページ・お申込みフォーム● 綾部里山交流大学・2月講座(09年2月20~22日)テーマは「すべての人が社会起業家になる時代に向けて」。(若干名受講可)●訪問くださったみなさまへの 今日のお土産(エックス・ミッション系)のことば・・・重要だと思うことに対して沈黙する日に我々の人生は終息に向かう(マーチン・ルーサー・キング)●今日のインスピレーションワード(キーワード、コンセプト、キャッチフレーズ…)・・・「就農族」という新しい生き方(「週刊ポスト」2/27号特集、小学館)「ブルータス」の影響もあるのかな。訪問くださり、尊尊我無です。今日も明日もすてきな1日でありますように。───────────────────────────【ニューコンセプト&スローレボリューション】半農半X研究所 塩見 直紀(京都・綾部) 2009.02.15「X」=mission, calling, lifework, dream, social collaboration...───────────────────────────*塩見直紀ホームページ