建築の世界と英語圏と半農半Xと。
公認会計士の山田真哉さんの『目のつけどころ』(サンマーク出版、2009)を持って、東京へ。「目のつけどころ」の研究をされていた山田さん。ぼくたちもいろいろな研究テーマをもっていなきゃですね。いま東京への頻度は月1回といった感じです。4月は18日~20日・半農半Xカレッジ東京(18日午後)・起業グループへのレクチャー(18日夜)・NPO法人講座(19日夜)・都内の大学院でのゲスト講師(20日夜)5月は29~30日・第4回エコビレッジ国際会議TOKYO※出番は30日午後の予定です。4月19~20日の日中はスケジュールが空いていますので取材等、お声かけください。今日で3月もおしまい。早いものですね。誕生日の前後の7日間は静かな日を過ごし、内省したり、未来に想いを馳せるのがよいようです。東京から戻ったらそうしたいと思っています。4日で45歳とは!31日の午前は、半農半Xを世界に伝えていくためにお二人の方にアドバイスをいただきました。昨年、半農半Xを英語圏に伝えていただいた立役者さまです。ご多忙の中、品川のGIOカフェに駆けつけてくださり、うれしく思いました。よく考えると、5月のエコビレッジ国際会議TOKYOは国際会議ということで英語訳されるのかも。台湾での講演は日中でしたので会議で英語訳されるのは初めてです。やはり、昨年から半農半Xが英語圏にもひろがっているのですね。5月に向けて、英語の資料を用意しておくのもいいかも!半農半X研究所も設立10周年。見えてきたのは、着手しないといけないのは英語による発信。大げさになりますが、英語によって、日本の価値を世界に伝えた先哲の例を「あえて」あげてみましょう。・内村鑑三『Japan and Japanese(代表的日本人)』1894年 ・新渡戸稲造『BUSHIDO: The Soul of Japan(武士道)』1900年(明治33)・岡倉天心『THE BOOK OF TEA(茶の本)』1906年この3冊は日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作といわれています。これを超える日本発のものはいまだにないのかも。でも、以下の3冊もはずせません。・桜沢如一『ゼン・マクロビオティック』・福岡正信『ザ・ワンストロー・レボリューション(わら一本の革命)』・古野隆雄『ザ・パワー・オブ・ダック』(アイガモ農法)この6冊にはもちろん届きませんが半農半Xもいまというタイミングにこだわることが大事なのかなと思っています。10年後の着手よりもいま。ということで、いろいろ進めていけたらと思っています。ご多忙の中、貴い時間をありがとうございました!今後ともよろしくお願い申し上げます!午後はJR田町近くにある会館でとある建築系の雑誌の取材(座談会)です。6月号に掲載予定とのこと。昨年、「建築ジャーナル」「新建築」と2冊、半農半Xを紹介いただいていますがこうした分野へお招きいただいたことはありがたいことです。そういえば、半農半X本を読み、綾部を訪れてくださった建築家の方も多い印象です。また台湾でも半農半Xに関心を持つ人は都市設計などの分野の方も多いのでした。今日の座談会のメンバーは建築系の方(大学の先生、建築家)と農的な方(とある雑誌の編集主幹、自然派女優)によるものです。雑誌は6月20日発行予定。どういった誌面になるか楽しみです。終了後、田町駅に近いお店「月兎」で懇親会。建築の世界の方の発想もおもしろいですね。刺激的なひとときをありがとうございました!インスピレーションワードメモを死蔵せず、公開するとどうなるのだろう。「メモ銀行」はインスピレーション財を蓄える金利なし、出入金自由のミッションサポート系の思索バンクです。以下は最新の「メモ銀行」その420です(敬称略)●感性、美、工夫●工夫する気持ちを持ち続けることです。●たいていのことで何かを成しとげるために 必要な期間って、5年くらいらしいですね。●ローテク、ハイコンセプト●とにかくおもしろそうなことを、 自分でやってみることじゃないかなあ。(古川健介)●得意な部分を限界まで活用して、 一点突破する、というイメージです。●ライフレシピの共有(ロケットスタート)●大村はま『灯し続けることば』●どんな会社を選べばいいか聞かれたとき、僕の答えはひとつ。 自分がお金を払ってでもやりたい仕事ができる会社です。(本田直之)●プロフェッショナルとは、価値を生み出すことができる人●滅私奉公●自分の軸をもつと、アンテナが立って感度が鋭くなる(SHIHO)●自分の軸がある人は、常にアンテナが立っています。 だからチャンスをゼッタイに見逃さないのです。●悲しいかなその努力の仕方が適切でない。 わざわざ力をロスしたり、目標から遠ざかったりするようなことをやっている。 (『本田流しりあがり的額に汗する幸福論』かんき出版)●農&ソーシャルSA●映画「マイレージ、マイライフ」●「マイ□□□□、マイライフ」●江戸川乱歩と名張●「路地」と「幻影」をキーワードに以上●次回の綾部里山交流大学「里山デザイン学科」@母校 5月15日(土)~16日(日)=1泊2日の実技系講座●半農半Xカレッジ東京(4月18日 詳細)●半農半Xをお話しする予定2010(※は非公開) ・04月10日~11日=半農半Xデザインスクール・04月18日(東京)=半農半Xカレッジ東京(募集中)・04月18日(東京)=起業グループレクチャー※・04月19日(東京)=講座(NPO法人)・04月20日(東京)=大学院ゲスト講師・05月08日~09日=半農半Xデザインスクール(募集中)・05月10日(大阪?)=カフェ?・05月30日(東京)=第4回エコビレッジ国際会議TOKYO・06月10日(京都)=大学講座(ふるさと論)※・06月13日(綾部)=視察ツアー※・06月21日(京都)=大学講座※・07月06日(京都・福知山)=大学市民講座(四方八洲男・前綾部市長と対談)・07月10~12日(綾部)=PARC自由学校「エコを仕事にする」綾部ツアー※ ・08月07日(京都)=芸術大学特別講座※・08月19日(綾部)=研修※ ・11月07日(東京)=NPO法人 など●訪問くださったみなさまへの 今日のお土産(エックス・ミッション系)のことば・・・森の思想=多神教に帰ろう 梅原 猛(哲学者)私はこの際、釈迦の知恵に学ぶことがいちばんよいと思う。釈迦は自国を滅ぼされ、親族を皆殺しにされたが、その憎悪の連鎖の業を断てと説いた。このアラブと西洋との間の歴史的業ともいうべき深い憎悪の連鎖を釈迦の思想にならって断たなければ、人類は滅亡を免れないと思う。私は前々から、己の正義を百%主張する戦闘的な一神教は人類の未来を危うくするので、人類は原初的な森の思想である多神教に帰らねばならないと叫んできたが、このような思想が多くの人の耳に入るのは、一神教が引き起こす「正義の戦」によって地球が人間には住めないほど荒廃した後であろうか。私は思想家として、目前のことに一喜一憂せず、そういう日がこないように確固たる思想を用意しなければならないと思っている。(2001年10月7日付朝日新聞・私の視点「特集 米同時多発テロ」より)●今日のインスピレーションワード(キーワード、コンセプト、キャッチフレーズ…)・・・【有機農業選書1】『地産地消と学校給食―有機農業と食育のまちづくり』先日、今治でお出会いした安井孝さんの著書名(コモンズ、2010)学校給食から始まり、有機農業や食育を柱としたまちづくりで全国の注目を集める今治市。その政策の全容と活発な市民活動、いきいきと育つ子どもたち、有機農業が生み出すビジネスや福祉を紹介。訪問くださり、尊尊我無です。今日も明日もすてきな1日でありますように。───────────────────────────【ニューコンセプト&スローレボリューション】半農半X研究所 塩見 直紀(京都・綾部) 2010.03.31「X(エックス)」=天職、使命、ミッション、天命、天の仕事、志、夢、ライフワーク、テーマ、生きがい、役割・・・───────────────────────────塩見直紀ホームページ