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とつぜんですが、そろそろ紅葉の季節。色鮮やかな周りの景色に誘われて、どこかへでかけたいと思いませんか?
生活に落ち着きを取り戻したいとおもったあなた。
週末の鎌倉なんてどうですか?
東京から電車でわずか1時間。
春は新緑のなかで、そして、秋は新緑や赤色に彩られた紅葉。まさに都市での生活に落ち着きを取り戻すにはぴったりの町。
そのなかでも、私にとって秋でもやっぱり一番好きな場所は鶴岡八幡宮の階段の下にそびえたつ大イチョウの木の下だったりする。
言い伝えではたしか樹齢1000年ぐらい。平家、源氏が戦ったころからその木はすでに生きていたという。私は、いつもその木の下に行くと思わず立ち止まって、(混雑していなければ、)そのまま階段にすわったまま立ち尽くしている。
時々流れる風がイチョウの木を揺らし、葉がこすれあう音にそっと耳を傾ける。うん、そこには時間をスロースピードにする何かが流れているよう。やはり、木の年齢がまわりにも漂っているからなのだろうか。
そして、いつものようにおまいりをした後に、(行きはいつもにぎやかな小道を通っているが)帰りは若宮大路を歩いて駅に向かう。いつものように鳩サブレーで有名な豊島屋の前を通過して、駅にたどり着くのだが、あのゆっくりとした時間を通過した後には、大路を歩くことさえも時の緩やかさを感じさせ、そして心にゆとりを与えてくれる。
明日の元気をもらうことができる。
鎌倉はいろんな名所がある。鎌倉山、大仏、長谷寺、円覚寺、江ノ電、そして江ノ電から見えるあの景色、稲村ガ崎公園から見る江ノ島、、、。
でも、私はやっぱりイチョウの木を見に鶴岡八幡宮に行ってしまうんだ。あの時間をもらいに。
#秋を抹茶にたとえるのはどうですか?
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Last updated
October 16, 2004 10:55:50 PM
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