がめら日和

　新しい「家族」

　母から話をきいたあと、母も私も、「その彼女の顔を見てみたい」と思い、その旨を兄の携帯にパソコンからメールしたところ、一向に返事がこない
　元々、わりといい加減な性格の兄。しかし、真剣に（結婚の事を）考えているのなら、すぐに返事するもんじゃないのか？
　痺れを切らした私は、日曜日の夜、直接、携帯に電話してみた。「パソコンからのメールはブロックしてた」ということだったので、な～んだそういう事かと安心した。
　本題に入り、写メールをして欲しいという事と、母が彼女の（食べ物の）好き嫌いが知りたいという事を伝えた。
「ところで、Ｍ（私）はどう思ってるのか？」と聞いてきた。　たぶん、結婚する事、それがロシアの人という事、しかも5歳の女の子のお母さんだという事を私はどう思うのか、反対なのか賛成なのか？をききたいんだろう。
「いいんじゃないですか～」別に反対はしていなく、「子育ては大変ですよ～。わが子だってこんなに大変なのに・・・」と少し親としては先輩っぽい事を言ってみた。
「うん。うん。」と珍しく素直にきいていた兄。なんか、やっぱり変わったんだと思った。
　翌々日の朝。「バリに3人で行ったときの写真」がメールで来た。
私の目は勿論、彼女の顔にいった。
想像していたものとはかなり違ってた。（勝手にシャラポアっぽいのを思い描いてしまっていたので
でも、3人で写っている姿は、私は主観的に見てしまうので何となく「あの兄がねぇ～」って違和感も多少感じるのだが、周りからみれば、3人家族なんだろうな。


かにしゃぼ