カテゴリ:本読まんとあほになるぞ
コンビニ店長が、コンビニ企業から不当な制度を押し付けられて、
苦しんでいるという告発本。
推理小説を読んでいるようで、面白かった。 簡単に読める内容だし。 コンビニに反旗を翻す人の側からの話でしかないので、 逆側から見ると、この本と別の景色が見えるのかもしれない。 ただ、それを考慮した上でも、資本家(コンビニ企業)と労働者(コンビニ店長)の間に、 果てしない距離があるということは理解できる。 コンビニは誰を幸せにするために存在しているんだろう。 僕たちは、誰を幸せにするために働いているんだろう。 と青臭いことを考える。 ビジネスの世界は、それではやって行けない面が多い。 利益至上主義だから。 この世界に居ると、どんどん醜くなって行く。自分もだ。 その行きつく先に、この本にあるような、店長死んでも金だきゃ奪う、 的な怪物が生まれるのかも知れない。 ただ、その怪物も、自分で好き好んで怪物になったわけではないかもしれないが…… (自分で好き好んで怪物になる人間も、割と見かけるが……) 自分の顔が、金やエゴの怪物の顔でなく、まだ人間の顔をしていることを祈りたい・・・ オススメ度: ★★★★☆ 書名: コンビニ 不都合な真実 著者名: VERDAD編集部 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.27 00:29:54
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