カテゴリ:本読まんとあほになるぞ
良書です。お勧めです。
著者は東大卒業後、リクルートでバリバリ働いて、病気になって別の生き方を模索し、校長先生になって教育改革に取り組み、大阪府知事から請われてまた教育改革を続けてるというつわものです。
書かれていることは非常に参考になりますよ。 もちろん当たり前のことが書いてあるわけですが、 実績を残した人が書いているから、納得性はありますね。 また、当たり前のことが書いてあるからこそ、 人生の指針に悩んでいる方、これからの生き方の参考にしたい方、 ちょっと立ち止まって(走りながらでもいいけど)考えたい人には 良いんじゃないでしょうか。 小難しい話も無く、すらすら読めます。 考えながら読むのが良いと思うので、一気に読むより、ちょこちょこ読み進めるのが良いです。 まぁしかし、穿った見方をするなら、こんな前向きな生き方ができる人は、どうぞやってください。 もちろんその方が成長もできれば人生も充実するでしょう。 という感じですかね。 前向きに走り続けるのはしんどいし、だからできなくて悩むわけで…… 結局そういう人に解をくれるわけでもなく、指針をくれるわけでもなく、癒しをくれるわけでもないです。 (ま、そんなもの求めても無いし、求めても誰もくれるわきゃないんだけど。 あ、癒しくらいならもらえるかな) 35歳の教科書というより、20代くらいで読んでおくべき内容ではありますな。 と文句タラタラ言いましたが、この本はとても良書です。 しかし、あとがきの「解説」には萎えるぞ(笑)。読んでみてのお楽しみw で思ったこと…… 社会を大きな一人の人間と考えると、僕はその一介の細胞に過ぎない。 ただ、せめて細胞であるなら、ガン細胞でなく、何か役に立っている細胞でありたい。 今の自分はどうだろう。 多分、害もなければ、必要でもない、存在しても存在しなくてもどっちでも良い細胞だろう。 多くの人はそうやって人生を終えて行く……尊いかな、尊いかな(反語w) オススメ度: ★★★★☆ 書名: 35歳の教科書 著者名: 藤原和博 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.30 22:04:44
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