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行政書士が示した約定書案に、元亭主はおおむね同意したものの、最後の
●息子の病気、進学などで特別に出費があったときは、あらためてその負担割合について協議すること についてはなかなか首を縦に振らなかったようです。 「自分にも家庭があるから」がその理由だと言いますが、では息子の前で同じ事が言えるのかどうか、質したい気持ちです。 行政書士に 「その件については、いずれにしてもあらためて増額調停で金額を決めるつもりだ」と伝えると、元亭主に次のように話してくれました。 「この一項を入れておかないといきなり調停起こされるかもしれませんよ。その前に、話し合いをすることにしておいたほうが、あなたにとってもいいんじゃないの」 結局、この項は ●世田谷けいこは事前の協議なしに調停を起こさないこと という言葉を付け加えることで、元亭主の了解を得ました。一見、こちらに不利な条件として書かれているようですが、単なる話し合いで済むのならそれに越したことはないわけですから、不都合はまったくありません。 元亭主もそれに気づかないわけではないのでしょうが、思考停止状態なのか、強く言われると従ってしまう性格なのか。たぶんその両方なのだと思います。 その他、細かい部分での誤記などを訂正しているうちに1ヶ月が経過しました。約定書の内容が固まってからは、元亭主が公証役場に行けない(行きたくない)と言ったため、委任状の作成にまた時間をとられました。 結局、公正証書を作成したのは11月26日、最後の調停から2ヶ月が過ぎようとしていました。その日は行政書士を元亭主の代理人として、2人で公証役場に赴きました。彼女に会うのはこれが初めてです。公証役場では、約定書に沿って作成された養育費給付契約公正証書を公証人が読み上げ、その内容をあらためて確認したあと、実印を押して完了です。 公正証書作成の費用ならびに行政書士への報酬は、元亭主と折半することで合意していたので、半額ずつその場で支払いました。公正証書作成が6500円。行政書士へは着手金として2万円を支払い済みだったので、残りの5000円です。元亭主が負担する分は、行政書士から請求してもらうことになっています。こうした細かい部分での交渉も全部おまかせなので、本当に助かります。 作成した公正証書の正本を手にすると、達成感がこみあげてきました。たかだか月3万円の権利を確保しただけですし、息子の成長に伴って増額の請求をしていかなければなりませんが、階段を一段上がって違う景色が見えてきたような気分です。 夜、息子には作成した公正証書を見せ、その内容を説明しました。そして、22歳の分までは確保したものの過去の養育費がとれなかったことについて、自分の怠惰と力不足をもう一度詫びました。 息子は私の反省にはあまり関心を示さず、早速養育費の総額を計算し始めました。 「そうすると1年で36万円でしょ。これから11年だと、えーと396万円か。もし私立の学校に行ったら100万くらいかかるしなあ、足りるかな」 「進学したときはまた増額の請求するから。とりあえず中学になったら1万円あげてもらおうか」 「いや、2万多くして5万円のほうがいいよ」 今から増額のことを考えてウキウキしている様子。まあたしかに多ければ多いほど家計は助かるわけですが…。 養育費の支払いは今月からです。期限は5日。5月から11月までの分、21万円は年内に別途振り込まれる予定です。 さあ、今から今週の金曜日が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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