68円ばばあと冷凍おにぎりばばあ
昨日、買い物に行ったスーパーのレジ。支払いの段になった前のおばさんは、いったん千円札3枚を出したあとで1枚引っ込め、超スローペースで一枚一枚財布の中を探し小銭を取り出しはじめた。一応、1円玉は全部見つかったが、今度は十円玉がなかなか出てこない。はたしてあるのかないのか、大きな財布を総ざらいしないとわからない雰囲気に。安売りが売りのその店は夕飯前で大混雑。どこのレジにも長い行列ができている。客たちは1秒でも早く買い物を終え夕飯の支度をしたいと思っている主婦(うちの女房を含む)たちが中心。みな気が立っている。レジの姉ちゃんも、重たいビールケースを抱えて並んでいるボクも、列の後ろの客たちも、皆いらいらしている。その帰り道、「それにしてもあの68円ばばあはムカついたな」「周りのことなんか見ちゃいないもん、ああいう人は。私はああいうばばあには絶対なりたくないね」「それより、冷凍おにぎりばばあ見たか。あの顔は怖かったよ」ボクらのすぐ後ろに、冷凍おにぎりひと袋だけ握りしめ仁王立ちしていたばばあがいたのだ。列の渋滞に明らかに怒った顔でレジの姉ちゃんを睨みつけていた。1週間分の食料を買いだめしていたボクらの買い物も大量なおかつレジ娘も段取りが悪い。その冷凍おにぎりばばあは、何らかの事情により冷凍おにぎりだけを急いで買って帰りたかったのだろう、エプロン姿で立ち尽くしていた。■シングルへの道ともかくレジは速やかに!人気blogランキングへ