にっぽん歴史鑑定-平安貴族の私生活-
今回見た「にっぽん歴史鑑定」のお題は平安貴族の私生活。ある中級貴族の生活様式を紹介する形で構成されている。平安時代(中期)は遣唐使の廃止から中国風の模倣から日本独自の国風文化が形成され、仮名文字の発明、女流作家の台頭と文化面で華やかな時代となっていたが、平安貴族はどんな生活をしていたのかを紹介。・お役人の朝は早いということで午前4時30分に起床し、洗顔・食事と現代人がすることとは別に占いをし、吉凶を占う。結果が良くなければ「物忌み」として一日中家に引っ込む・しかし、もう一度占ってみて吉が出れば出勤する・中級の貴族でもそこそこの収入を得ていたってことが判明。・お役人のお役所勤めは午前中だけで午後からは囲碁・将棋をしたり、馬や弓術を行って遊んでいた・・けど、年中行事で必要な教養を身に付けるためだった。平安貴族の男性は漢詩ができること、女子は琴、和歌、古今和歌集を覚えていることを最低限の教養とされていた・・ってのは知ってたけど、さらに詳しくわかって面白い・結婚は実際に結婚するまでは相手の顔を知らないまま付き合うことになる、意中の女性がいればラブレターを送ってアタック。返事が来なければフラれ、返事が来れば何度か逢瀬を重ねてうまくいけば結婚・・って流れ。昔は一夫多妻制ってことで結婚しても別居していた。相手の顔を知らないまま付き合ってゴールインってことで「源氏物語」の末摘花の巻のようにアタックした女性はブサイクだった・・・ってこともある。・葬式の件でも喪に服す・・って所は現代でも一緒。でも行事に参加しないとかの制約を受けていた。平安時代の貴族の暮らしは詳しく知らなかったので今回のお題は面白かったですね。